翼くんはあかぬけたいのに11巻
クソダサ高校生男子がお洒落だけど一癖ある大人達とシェアハウスで過ごす、ハイテンションギャグコメディ。
ここにきて作中のキャラが付き合い始める+新しい入居者が増える展開。
ギャグの質は落ちることなく維持されているので、展開のマンネリ化を防ぐ一手となりそう。
ぐらんぶる19巻
酒と裸のダイビングコメディとは言いつつも、今巻も恋愛比重が高め。
千紗から伊織に対しての気持ちが変化し、そのことを千紗自身が自覚したかのような展開は恋愛漫画としての技巧が高すぎる。
作品の雰囲気を損なわずに恋愛描写が入っているのも好印象。ずっと面白い作品でおすすめ。
地球の子2巻
地球を危機から守る存在、通称地球の子を巡る数奇な運命の中で、一般人たる主人公が愛する家族のために奮闘する作品。
石化して宇宙に漂う妻を救うために、主人公自ら息子の念動力を借りて宇宙に行く怒涛の展開。その中でも先代地球の子とのやりとりが熱くて、ド直球のおもしろさがある。
てんぷる7巻
ボロボロの尼寺を舞台に、寺の再建を目指して煩悩にまみれた青年と後継の少女たちが奔走する罰当たり系ラブコメディ。
ミアとカグラの親類が登場し、これまで傍観を極めていたカグラが動揺する新しい展開。赤神とカグラの掛け合いは他キャラに比べてお互い遠慮しない感じがあるのが良い。
【推しの子】8巻
赤坂アカと横槍メンゴのタッグで描く、伝説のアイドルの死にまつわる芸能×サスペンスストーリー。
復讐の情熱を失ったアクアと、恩人の遺体に直面したことでその熱を受け継ぐようにして覚醒するルビーの構図が鮮やか。
様々な要素を複合しつつも話の統合が取れてるのは流石の構成力。
あやかしトライアングル9巻
ジャンプ+に移籍後初の単行本。秘術により性転換した祓忍と、幼馴染で妖の王の器を持つ女子高生を軸に広がる三角関係を描いたドタバタラブコメディ。
初期ToLOVEるのようなドタバタ感やなんでもありの展開が増してきたけど、吹っ切れていて面白い。キャラ回しも良くて好き。
地球の子1巻
神海英雄先生の最新作。地球を守るために生まれてくる特異体質の人間と恋に落ちた凡人が、愛する家族のために困難に立ち向かう規格外のスケールを誇る純愛ストーリー。
我らが誇る天才、神海先生の漫画の濃さが遺憾なく発揮されている。どのような展開、着地を迎えるのか非常に楽しみ。
魔入りました！入間くん27巻
ひょんなことから魔界での生活を余儀なくされた人間の少年を描いた学園バトルファンタジー。
教師陣との戦いが熱を帯びる中、これまであまり注目されてこなかった悪魔にもスポットが当たりそうな展開で燃える。
個人的にはヒロアカと同等以上の王道少年漫画だと思う。
ふらいんぐうぃっち11巻
弘前を舞台に、新人の魔女の修行生活を描いたファンタジー×日常系の作品。
日常の所作の中に魔法を混ぜる描写は多いけど、あまりにも自然なので実際に魔女がいたらこうなのかと納得してしまうほど。
魔法が日常を彩る一要素になっていて、前面に押し出し過ぎていないのが好き。
ガヴリールドロップアウト12巻
人間界に修行しに来たは良いものの、ネットゲームにハマり堕落した天使やその仲間達の学園生活を描いた日常コメディ。
質の高い萌えとギャグを提供できる非四コマの貴重な作品。キャラクターの個性も一貫しているところもみると、初期から完成度が高かったことが窺える。