//=time() ?>
ピカソが起こしたキュビズムとほぼ同時期にイタリアで始まった未来派。工業機械文明や都市化を古い封建的な階級社会への破壊的な面で肯定する思想。速度、運動、雑音がテーマ。戦争も肯定しその後のファシズム政権と手を組んだ。ボッチョーニとセベリーニ。手の付けられないパワフルさです。
墺の耽美派のエゴンシーレ。表現主義に含まれる人だが、性や死を主題にした耽美派と言った方がしっくりくる。日本の有名漫画家でシーレの絵に寄せている人が何人かいる。この画風で描ければ売れるだろうという事は想像がつく。当のエゴンシーレは影響を受けたゴッホに寄せてはいない。オリジナルだ。
独の象徴主義の画家アルノルトベックリン。『死の島』で有名な人。まるで連続殺人の死刑囚の心の中を思わせるような怖さを感じさせる。暗がりに居る『葦の中のパン』何も無い分うねった何かを想像させる『カンパーニャの風景』不安そうな人魚と戯れる人達『波間の戯れ』
「話された言葉」にしろ「書かれた言葉」にしろ言葉は本質的に違いは無い、両方ともテクスト(編み物)だと言ったのはロランバルト。読み手によって意味づけられるもの。近代の言葉としての「標準語」になる前に変形したり失われたりしていった口承文学。現代の「リモダン」とはどん詰まりの事。
妖怪と自然の精密画というと水木しげるだろう。つげ義春がアシスタントをしていた時も有った。自然の崇高さを感じさせるまで精密に描いている。戦争体験と自身が左手を失い生死を彷徨った経験が崇高な自然という世界観に繋がったのだろう。原始的なアニミズム、自然の宗教性だ。
手塚治虫の漫画の魅力は独特で多彩な教養的材料を組み合わせて漫画的な世界を築き上げる所だろう。今の漫画だと写真をトレースした背景が多いが、手塚漫画の背景は漫画的に描かれる。手作り感が良い所であり限界を感じるコンプレックスでもあったのだろう。つげ義春位のセンスで描ければ違うと思うが。
『クワイエットプレイス』です。メキシコに落ちた隕石と共にやって来た怪物達が音に敏感に反応して人々を狩り地球上の人間の生活が一変した。その怪物と戦う家族の話。フランクタラボンの『ミスト』や『ウォーキングデッド』マットリーヴスの『クローバーフィールド』とよく似た映画。十分面白い。
宮崎駿『風立ちぬ』です。戦前の日本で戦闘機の設計に情熱を燃やす堀越と結核で命を落とす菜穂子との結婚と別れの話。日本が戦争に突き進んでいく不穏な空気の中、病で衰弱していく妻を深く愛しながらも戦闘機の設計に突き進んでいくこの矛盾がテーマ。尊敬する設計士の伯爵と夢で交信する所が面白い。
ディズニーの『ファンタジア』です。8曲のクラシック音楽にアニメの映像を付けた作品。戦前の作品です。個人的にはディズニーアニメの中でベストです。芸術性をとことん追求し3年の月日と100万枚の原画が描かれました。史上最も手間を掛けて作られたアニメと言われています。
フラット化する社会とは技術や情報を一部の独占からオープン化する社会の事。ITによって機会がオープンに。20年前までは貧しかった中国が経済成長したのは世界のフラット化のためでもある。階層性という既得権益側は官僚制や世襲制やローマ教皇(カリスマ)や共産党独裁で必死に抵抗している。