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ユーミンの『やさしさに包まれたなら』
やさしい気持ちで目覚めた朝は
大人になっても奇跡は起こるよ
13歳で巫女をやめたマリアは、14歳で大工ヨセフと婚約する。
そして15歳か16歳の頃、結婚式を間近に控えたマリアの身に「奇跡」が起こる。
今度は「カーテンをひらいて静かな木洩れ陽」の中で。
映画『魔女の宅急便』で使われるユーミンの『やさしさに包まれたなら』
2番では「雨上がりの庭」で「くちなしの香り」の「やさしさ」が目に映るメッセージだと歌われる。
ポイントは一言も花だと言ってないこと。
クチナシは着色料としても使われる。
「クリきんとん」「沢庵」の黄色はクチナシ。
ジブリ映画『魔女の宅急便』で『ルージュの伝言』が流れる前、魔女は13歳の誕生日の後の最初の満月の日に人生修業の旅に出ることが説明される。
いわゆる大人へのイニシエーション(通過儀礼)で、これはユダヤ人女性が13歳に行う成人式「バト・ミツバ」そのもの。
つまり「大人になる少女」の物語。
長渕剛主演ドラマ『とんぼ』の話が長くなりそうだ。
そもそも僕は別の「とんぼ」の話をするつもりだった。
それは宮崎駿監督作品に出て来る「トンボ」くん。
なぜ彼が見習い魔女に恋する映画『魔女の宅急便』の主題歌はユーミンの『ルージュの伝言』と『やさしさに包まれたなら』なのだろう?
長渕剛主演ドラマ『とんぼ』はアート、芸術作品。
劇中で様々な絵画が再現される。
第2話「いつかの少年」は、この4枚。
英二が処刑される夢を見て、最も愛された舎弟ツネが夜中に起こされ、英二が接吻(接糞)し、インディアンの軽い槍を語り、母に問い詰められても無言の少年に自分を重ねる。
悔しいけれど惚れたのは
どうやら私の方だったみたい
「別れの舞台はどこで?」などと
おどけてみるのもこれが最後ね
さよならさよなら心かよわぬ
恋などさようなら
こらえきれない涙よ
出来ることなら笑いとなれ
長渕剛は哀しい物語を「笑い」で〆る。
『とんぼ』も『巡恋歌』も「いい作品」だ。
映画『シン・ウルトラマン』と米津玄師『M八七』のキーワードは「花の名前」
花とは円谷英二の英であり、小説『CHILDHOOD’S END(幼年期の終り)』の主人公ジャンとカレルレンのこと。
ジャンとは地球と人類の最期を見届けたヨハナン(ヨハネ)であり、カレルレンとは「選ばれし蓮」という意味。
しかしフロイトが「鳥」を「横向き」と見たのは間違いだった。
レオナルド・ダ・ヴィンチは『聖アンナと聖母子』の絵の中に「横向きの鳥」など描いていない。
ここでフロイトの深読みは失敗した。
分析のスペシャリストであるはずのフロイトが、なぜ絵の細部まで注意深く見なかったのだろう?