【陰陽師~平安妖奇譚/平安妖絵巻~】公式さんのイラストまとめ

阿頼門(あらかど)は吸血鬼の真祖……つまり、始祖の一人です。世界を闇で包み込み、吸血鬼がその頂点に君臨する事を望み、領土を広げていました。同じく闇で世界を覆わんとしていた常闇とは同盟関係にあったようですね。冷徹な女性ではありますが、仲間と認めた者には優しかったようです。

鴉獵腐(あるふ)は阿頼門の従者の一人です。男性です。主には従者として紳士的な態度で振舞い、欠片を探しながら阿頼門に捧げる血を求めて森を回っていました。状況を理解できず、呑気な様子の飛鼠杏に呆れつつも、彼女の身を案じていたようです。「これが結晶か。なかなか美しい光を放っているな」

小熊羆(こゆうひ)は森に住む獣で、吹き矢を得意としています。吸血鬼に多くの仲間の血を吸われ、やむを得ず森の奥から人里の近い場所に移住しておりました。陰陽師さんの欠片を体内に取り入れ、吸血鬼を自らの手で倒そうとしましたが、暴走した阿頼門には敵いませんでした。「暴力反対！」

神産巣日(かみむすび)は別天津神の一柱で、高御産巣日と共に世に現れたと云われています。二柱とも性のない独神ですが、神産巣日は女性的ですね。霊峰で匿人を大事に守っておりましたが、彼女が力を最大限に発揮できる場所に移すため、伊邪那美を救った実力を持つ陰陽師さんに匿人を預けました。

高御産巣日(たかみむすび)は別天津神の一柱です。現世の陽の気が弱くなった事を察知した彼は、調査の為に陰陽師さんの前に現れました。八重之布岐が陰陽師さんの欠片を奪ったと知った高御産巣日は、彼女を討とうとします。厳格な性格ですが本来は気さくで、陰陽師さんを案じて酒を勧めた事もあります。

瞑徒(べいと)は阿頼門の従者の一人です。家族を何らかの理由で失ったらしく、家族の形見である鏡と共に果てない荒野を彷徨っていた所、阿頼門に出会い、その力、行動理念を気に入られ彼女に協力する事になりました。彼自身も表向きは不遜な態度をとっていたものの、阿頼門を気に入っていたようです。

天細女命(あめのうずめ)は芸能の才を司る元七福神の一人です。類稀なるその才能は、岩戸に隠れた太陽の神すら誘い出すほど見事です。人を笑わせることが好きで常に面白いことを探しています。「あなたとの戦いはちょっと面白かったよ！まったねー！」

布袋(ほてい)は開運と子宝を司る七福神の一人です。僧侶の身でありながら七福神の一員として迎えられていますが、その性格は奔放で、自由に各地を渡り歩いています。担いでいる袋で福を集め、貧しい人々に福を分け与えると云われています。「福はいらんかのう。福はいらんかのう」

寿老人(じゅろうじん)は長寿を司る七福神の一人です。天南星とも呼ばれ、同じく星に例えられる福禄寿とは馬が合うようです。元々は道士であったとされ、過酷な修行の末に七福神と認められました。「陰陽修行かの？実に関心関心」

吉祥天(きっしょうてん)は福徳を司る元七福神の一人です。毘沙門天の妹（一説には妃）であり、美の象徴となっています。貴族から人気がありましたが、七福天の座を他の方に譲り、今は気ままに生活しています。顔を変えてまで妹の黒闇天を避けていたのですが、その理由は最後まで分かりませんでした。