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戌神狗太郎(いぬがみこうたろう)は犬の神様です。元々は犬の姿をしていましたが、長年信仰してもらっている人間達とふれあうため姿を変えて現れました。犬の神様だけあって走ることが大好きで、散歩感覚で山のひとつやふたつを軽く走破してしまうそうです。「今日はあの山まで、明日は海まで散歩だ!」
弓取り克兎(ゆみとりかつと)は北東の山地に潜む盗賊です。兎の妖怪ですが弓に秀でている彼女は、山で兎を狩ろうとしている者を返り討ちにし、身ぐるみを剥いでしまいます。
羽根つき(はねつき)は正月にまつわる品々が付喪神と化したものです。道行く人に羽根つき勝負を持ちかけて、負けた相手の顔にいたずら書きをしていきます。一見すると迷惑な彼女ですが、そのいたずら書きは強力な魔除けの術と云われており、書くことで一年の運気を高めているのだそうです。
咲萌(さもえ)は比叡山に住まう術者の卵で、日枝嶺という子犬の飼い主です。活発かつ元気な性格で、術者としては未熟ですが、墨で文字を書いた物体を操る術を身に着けています。日枝嶺のことを愛する余り、飼い主として散歩させる時には日枝嶺を抱きかかえ、自分自身が歩いたりするほどです。
県犬養三千代(あがたいぬかいのみちよ)は、犬を飼育・使役することを『業』とした氏族の一人です。狩猟や守衛に犬を用いるため、厳しく躾をしています。ですが普段から友達のように犬と触れ合っているので、仲がとてもよいとのこと。弟子を甘やかしがちな私も、師としてかくあるべきでしょうか。
駒代(こましろ)は山を守る犬の精霊です。無類の悪戯好きで人間を嫌っている半面、山や森に棲む動物達の命を守るという優しい一面を持っています。かつて双頭龍神により故郷を沈められそうになるという危機に陥った際には、陰陽師さんと協力し、無事に故郷と大事な仲間達を救い出すことに成功しました。
鴻鈞道人(こうきんどうじん)は、渾沌(こんとん)と呼ばれる、天地創造以前の世界が実体となった、犬に近しい生物群の最上神で、太上老君・元始天尊・通天教主といった名だたる仙人たちの師匠です。……説明が難しいですね。簡単に言うと、犬っぽい生き物達の代表を務める、とても偉い仙人様です。
杢連童(もくれんどう)は、年始に子供たちが遊ぶおもちゃを配りまわっている妖です。冬の寒気にも負けず、屋根から屋根へと飛んであちこちへ渡り歩いているようです。彼自身も遊ぶのが大好きで、皆に配り終わった後には子供と混じって遊んでいます。
菜饗(さいきょう)は、都で活躍する腕利きの料理人です。究極の一品を仕立てるため、たとえ火の中水の中、最高の食材を探し求め、津々浦々を歩き回っています。今は、都で鉢合わせた"あの方"のことが気になっているご様子でしょうか……?
甚太(じんた)は都の外れで豆を売り歩く妖の少年です。いつも元気いっぱい、明るい声で商売に精を出しています。立場を越えて誰とでも仲良くなれる甚太ですが、妖である境遇ゆえに苦労をして塞ぎ込んでいた過去もあるそうです。今の彼なら、陰陽師さんたちともきっとすぐにお友達になれると思いますよ。