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栞と嘘の季節
ナイフを胸に抱きしめて
青春ノ帝国
捜査線上の夕映え
オルゴーリェンヌ
十二月の辞書
琥珀の秋、0秒の旅
楽園ノイズ5
キュレーターの殺人
キミの青春、私のキスはいらないの?2
#2022年の本ベスト約10冊
赤坂アカ『かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』25〜28巻読了。秀知院学園の面々と過ごした楽しい日々もこれで終わり。最終局面では生徒会メンバーのひと言では言い表せない絆を感じずっと号泣していた。1人ひとりの最後が丁寧に描かれもう思い残すことはないが、チラホラ気になることも!
岸本和葉『今日も生きててえらい! ~甘々完璧美少女と過ごす3LDK同棲生活~』読了。社長令嬢に見初められ生活の面倒をすべて見てもらえることに。親を亡くしてからバイト三昧だった春幸が癒されて恋に落ちるさまに自分も心洗われた。ノンストレスな上に胸のすく展開もあり楽しめる。続きも読みたい。
和泉弐式『学園の聖女が俺の隣で黒魔術をしています』読了。思春期の揺れる想いがありえざるものを通して見事に活写されていた。王道のおもしろさがありつつタイトルを見て想像する内容へのカウンターになっていく展開が興味深い。何より冥や凛、七原やひなたといった女の子がかわいかった。続巻希望。
白鳥士郎『りゅうおうのおしごと!17』読了。それを無視できないことは分かっている。でも負けるわけにはいかない。彼ら彼女らの不屈の精神が熱い涙となって頬を伝っていった。中盤から文字が見えなくなりそうなほど泣いてしまうのはこのシリーズだけだ。いまだ真意が見えない彼女はどこへ向かうのか?
白鳥士郎『りゅうおうのおしごと!16.5 〜あねでしのおしごと!〜』読了。1巻の前日譚にあたる八一のタイトル戦の一部始終が収録されている。銀子が初めて会ったあいに対抗意識を燃やしていたりなぜか大人からセクハラされまくっていたりと見所満載の1作だった。電子限定だがシリーズファンならぜひ!
真下みこと『茜さす日に嘘を隠して』読了。就活が終わらなかったり、自分を傷つけることをやめられなかったり。彼女たちの苦しみもまた、私のリアルからは遠くなってしまったことばかりだけれど、切実さをひしひしと感じた。『青く〜』と併せてゆるやかな繋がりを楽しむ群像劇としてもおもしろい作品。
青羽悠『青く滲んだ月の行方』読了。何にも本気になれなかったり、空洞を埋める方法を知らなかったり。彼らの抱える問題が私にとってのリアルであったことは、誤解を恐れず言えばなかった。けれど「逆三日月」のラストに辿り着いたとき、胸の支えが取れていった。それは無自覚な救済だったのだと思う。
青季ふゆ『美少女とぶらり旅』読了。親と喧嘩し家出してきた翔は、電車のホームで孤高のクラスメイト・七瀬涼帆と会い、訳あって二人旅をすることになる。熱海、浜松、果ては沖縄まで。名物を食べたり名所に行ったりする彼らが楽しそうで、旅中の二人と出会ってみたくなった。私も美少女と旅をしたい。
青崎有吾『11文字の檻 青崎有吾短編集成』読了。この作家は次の10年でさらに飛躍する。そう予感させる作品ばかりが詰まっていた。短編も掌編もミステリも非ミステリも本当に巧みだ。そして書き下ろし中編「11文字の檻」が最高に冴えていておもしろかった。社会への祈りが伝わってくる鮮烈なミステリ。