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りこさんのイラストまとめ


小説が好きで、ライトノベルも一般文芸もライト文芸も好き。主にミステリと青春ものを好んで読みます。読んだ本の感想はメディア欄から見られます! 好きな本の魅力を伝えるべく文章を書く活動もがんばっていきたいです。icon @kotani_shio
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斜線堂有紀『回樹』読了。愛のかたわらには常に死があった。表題作の律の最後の台詞の清廉さや「回祭」のラストのどうしようもない切なさはあまりにも忘れがたい。「不滅」の設定でミステリを書いたらどうなるだろうと想像した。特に好きだったのは「BTTF葬送」。どうか彼女が逃げ切れていますように。

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木緒なち『ぼくたちのリメイク12「おかえりなさい」』読了。タイムリープの真相と作品全体のテーマが見事に共鳴する最終巻。何度も温かい涙が流れた。私たちは生きている限りいつだってやり直すことができる。勇気と熱をたっぷりと受け取った。彼らのこれからの人生にたくさんの幸福がありますように。

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渡航『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。結1』読了。きっときっかけはごく些細なこと。しかし10巻の同じ時期と比べて結衣と八幡の仲が明らかに深まっており結衣派としては期待せざるを得ない。電話のシーンは本当にドキドキした。折本や小町、陽乃さんも異なる行動を取っており目が離せない。

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奈須きのこ『空の境界 下』読了。夕陽と血液。朱色で彩られていた世界が、最後に白く塗り替えられる。両儀式に注目していた私たちは、そこでようやく黒桐幹也を見つけることができる。終わりだなんてとんでもない、ここが始まりなのだ、と言外に告げられ、心が歓喜に打ち震えた。祝福があらんことを。

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奈須きのこ『空の境界 中』読了。人間を捨てたモノたちの常軌を逸したバトルは予想を裏切る展開の連続で終始ゾクゾクさせられた。「矛盾螺旋」を読んで臙条巴を好きにならないことはとても難しい。最後に式が視た夢の景色は素晴らしく美しかった。もしも違った形で出会えていたならば、2人はあるいは。

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倉田悠子『サマーウィンド』読了。大切な人を亡くしたとき人はどう生きていけばいいのか。80年代の作品だけれどテーマや想いは古びていない。夏の光をめいっぱいに取り込んだ情熱的な文章が砂浜の上で弾けて、ひと夏のアバンチュールを味わわせてくれる。きっと陽はこの先毎年あの場所を訪れるだろう。

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赤坂アカ×横槍メンゴ『【推しの子】 10』読了。読み終えてすぐ、第百五話まで読んでしまった。それくらい引きのある終わり方で、巻数が2桁になっても衰えることを知らない。もうすぐ完結してしまうようにもずっと続いていきそうにも感じられる、謎に満ちた作品だ。次巻やアニメも非常に楽しみである。

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境田吉孝『青春絶対つぶすマンな俺に救いはいらない。2』読了。運動も勉強もダメ。秀でた人間を蛇蝎のごとく嫌う落ちこぼれ高校生・狭山明人が帰ってきた! 宙ぶらりんの悩める仔羊たちが奏で続ける青春狂想曲。誰に手を差し伸べられても胸を張って負けを選び続ける明人の姿は美しく、胸が熱くなった。

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柴田勝家『メイド喫茶探偵黒苺フガシの事件簿』読了。コロナ禍の秋葉原を舞台にメイド喫茶で起きる事件を描く連作短編集。ぼっちーやフガシさんをはじめとするキャッチーな登場人物たちに惹きつけられた。ベストは「三つの必然」。タイトルの意味が分かったとき非常に切ない気持ちになった。続編希望。

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赤坂アカ『かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』25〜28巻読了。秀知院学園の面々と過ごした楽しい日々もこれで終わり。最終局面では生徒会メンバーのひと言では言い表せない絆を感じずっと号泣していた。1人ひとりの最後が丁寧に描かれもう思い残すことはないが、チラホラ気になることも!

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