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「っ!!」
「かわされたっ!?」
シールドで防がれていた頭部にエネルギーソードは当たらず、左腕を両断していた。アリアの一手は一歩及ばずリリィに再び攻撃のチャンスを与えることになった。
「アリア....!私をここまで追い込んだのはあなたが初めて....!」
「リリィちゃんっ!」
#30MMぱにっく
#30MMぱにっく生徒達の日常
攻撃は命中しシールドが蒸発。もうレーベンリリィの攻撃を防げるものはない。リリィはすぐに射撃体勢に入る。もう時間はない。
『あぁーっと!これは万事休すかっ!?』
「いや、これからだろう? アリア!」
「私はもう負けない!信じるよ、ブルー!」
機体が自分を呼んでいる気がした。そう思った瞬間。なくしたパズルのピースが見つかったかのように大切な優しい二人の言葉を思い出した。
『『アリアは自分のやりたい様にやっていいんだ(よ)』』
「っ!」
再び操縦桿を握る。その眼には曇りはない。
「ブルーありがとう。そしてごめんね..!」
「...」
右翼とブースター、ライフルを失い接近をするのも難しい状態に陥ったアリア。
負けたくない思いと負ける現実の感情が混ざり合い操縦桿から手を放す。
ふと二人の顔を思い出す。大切な、大好きな二人を。
「お兄ちゃん....お父さんなら....どうするかな....」
最初の攻撃はアリアの反射神経によるギリギリの回避。2回目はアリアのEXMの操縦技術が功を奏した回避だった。
認めるしかない。彼女はカイエルが認める逸材だ。彼女にはあり、自分にはない二人の絆に嫉妬した自分を。『D.E.M.S.』はないが本気で戦っても簡単には倒せない相手なのだと。
(...強い)
『おぉっと!またしても被弾!!アルヴァブルーは地上に落下っ!』
『完全にリリィちゃんのペースとなっています!』
(...当たらなかった。2回も狙ったのに...)
リリィは別の理由で悩んでいた。
一回目の攻撃、二回目の攻撃もアリアの行動パターンを予想し確実に頭部に直撃するはずだったからだ。