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最初からリリィのペースだった。飛んで火にいる夏の虫という言葉が合うような状況にアリアは苦虫を噛む。
(そんな....ゲートランナーの能力なんて使われたら勝てっこないよ....)
アリアの動きが止まる。今どのような行動をしても無意味だと確信してしまったからだ。
(『ステイシス』。リリィが持つゲートランナー能力が牙を向いたな..)
ステイシス
リリィ曰く”時がゆっくり動いているかのように見える”ゲートランナーの能力。
戦闘中の敵の動き、弾丸の進行方向。全てがゆっくりに見え、回避や相手の行動パターンを予測しやすいのだ。
「アリア、踏ん張り時だぞ」
それもレーダーでやっと視認できる距離で弾を放ち、たった一撃で高速移動するブルーの頭部を狙ったのだ。その命中率も恐ろしく高く、観戦者を驚愕させた。
『なんという狙撃能力でしょう!』
『EXMの射撃アシスト装置があるとはいえ、この狙撃は見事です。』
「リリィは本気で勝ちに来ているな..」
#30MMぱにっく
#30MMぱにっく生徒達の日常
後編2/3
ーあらすじー
お互いの恋の行方を懸けてEXMでの勝負に挑むアリアとリリィ。試合開始と共に少女達の乗る巨人は動き出し、早くも交戦になると思われたが試合が開始して既に3分を切ろうとしていた.....
「模擬戦がしたいと言われた時は驚いたが二人共かなり本気じゃないか。良い戦闘が見れそうだ...!」
「二人の本気の対戦、見届けさせてもらおうか....」
(しかし、あの少しの間に何があったんだろうか?)
後編 1/3終了
(思った以上に人が来ちゃった...でも負けないよ...!)
(アリアはカイエルが選んだ子...油断はしない...!)
『では両者指定位置に着きましたか?』
(負けたくない...勝ちたい...っ!)
(嫌われたくはない...でも本気で行く...!)
『それでは、試合....開始ィ!!』
\\\(巻き起こる歓声)///
『それではアリアちゃんが挑戦する相手の方を紹介します!』
『学園に現れた謎の美少女、リリィちゃんです!!機体はポルタノヴァ・レーベンリリィ!』
『聞いた話ではアリアちゃんのお友達で学園の生徒ではないようです。』
『我々も彼女の情報を持ち合わせておりません。一体何者でしょうか?』
『それでは今回の対戦カードの紹介です!』
『先ずは我が学園の最強アイドル!西園アリアちゃんです!!機体はアルヴァブルー!!』
\\\(巻き起こる歓声)///
『観戦席も凄い賑わいです!流石はファンの多いアリアちゃんがなせる技でしょう。』
『彼女の得意な高速戦闘ができるか楽しみです!』
#30MMぱにっく
『なんとあのスーパーアイドル、アクアマリンこと西園アリアちゃんの参戦です!!』
『アリアちゃんの模擬戦と聞き、ファンがここぞとばかりに観戦場に集まり席は満席となりました!』
『どんな対戦を見せてくれるのでしょう。楽しみですね!』
『初めに対戦ルールを説明します!』