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#30MMSGEP2エピローグ その3
<現在>
「休憩の時間だ。15分雑用員用休憩室で待機せよ」
地球軍基地トーリス。EXMを余裕で何個師団も滞在できる大型要塞。
主な役割は補給や支援だけどEXMのメンテナンスも行える地球連合軍の重要拠点の一つだ。
だけどここはあまり攻撃されたことはないなぁ。
「そりゃ急だな。エルツエンゲルは今は動けないぞ」
「少数部隊で先に基地へ向かわなければなりませんね...」
「急な任務時期の変更か...」
(...なにも起きなければ良いのだが)
END
「あ...まってください!任務内容が一部変更になるようです!え!?今から!?明日にはもう!?」
「どうした?」
「秘密会議の日付が変更しました!VIPが急遽来日するため、すぐさま会議を行うそうです...!」
「なに?」
「雲行きが怪しくなってきましたね」
「やはり上手くはいきませんか...」
「俺は今回VIPのボディーガードと危機察知対策チームとして行動する。EXM搭乗待機組はジョン指令とヴァルド副隊長の指示に従ってくれ」
「「「了解!」」」
「部隊を頼みます」
「あぁ」
「一応ですが万が一の為に”アルヴァアインスはトーリスのEXM格納庫”に運んでおきます!」
「助かる」
「この任務の情報は各ユーザー達にリークしても?」
「構いません。ただし、秘密会談内容については信頼のある方々以外には話さないようお願いします」
「わかりました。では我々アルヴァ部隊は秘密会議のVIP護衛任務に着きます」
「お願いします」
「...」
「でも可能性はゼロじゃないんだよな?交渉次第でもしかしたら...」
「戦争を終わるかもしれない...!」
「これはがんばって護衛せねば...!」
「成程。結果的に穏健派閥がお互い大きくな利益を得るチャンス。戦争を終わらせられるのであれば敵の穏健派とも共闘しようって魂胆か」
「...そう簡単に行くのか?」
「簡単ではないでしょうね...多方面の派閥との衝突は免れません。ですがこの交渉が和平の鍵になる可能性はあるのです」
「今の戦況は地球連合軍が優位に立ち、バイロンは一歩届かず、マクシオンに関しては進行が難航している状況です」
「今回の依頼主はこの状況を利用し、両穏健派閥と共闘。穏便に戦争を終わらせ”ゲート技術の共有や条約”を提議する為にも軍部や国民を停戦or和平路線に傾けたいようです。」
「情報源の彼女の事は”まだ”信用できますので内容は本当のことかと」
「その話が本当なら...接点になるのは停戦、和平条約の条件とその主導権。戦後処理とインフラ開発ets...」
「主に”ゲート技術の利権”をどう3陣営が納得いく内容にできるかだ。それによっては戦争終結も早まる可能性はある」
「慌てるな。これは”交渉”。まだ決まったわけじゃねぇ」
「それに、裏で非公式に交渉を行うって所がミソだろ?随分胡散臭いじゃないか」
「ヴァルド...ジョン指令」
「そういう事です。ですがそれぞれ交渉の席に座るのはどの陣営も上層の穏健派の派閥とされています」