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「また若いオールヴァ出身の戦士が命を落としたのですな」
「2164人....」
「ラオク様?」
「2164人だ。この戦争に参加しているオールヴァ出身者は男女年齢限らず合計で9万6321人。明日さらに23人増える。そして3日前に基地が襲撃され死傷者217名中の6名がここに眠っている。」
「ラオク様...」
#30MMHowling
#30MMHowlingエンディング
カイエルがフランと会話中と同時刻
オールヴァ墓地
「......」
「此処にいましたか、ラオク様」
「...爺や、すまん。どうしても寄りたかったのだ。日が昇れば忙しくなりそうでな。」
「ここは...最近ですか?」
「あぁ、3日前だそうだ」
フレン・ソラ
搭乗機体:テゥーセイヴァー
エンゲルのエスポジット実験部隊の隊員。
”SAPPHIRE”と呼ばれる大人気俳優だがある事件でEXMパイロットになる決意をする。カイエルとは長い仲の幼馴染であり、恋人の時期もあったが彼女から別れている。カイエルの前では男口調になることがある。
#30MMSG
「そうだ、再開記念に今から酒飲まないかい?」
「朝までコースになるんじゃないか?」
「聞きたいことが多いんだよ。あの後君が何してたかとかね」
「面白くはないぞ?」
「君がつまらないはずないだろ?」
「参ったな...」
その後二人は朝まで語り合った。
幸せな時間だったと後に彼女は語る。
「もう一度...”友達”として私と向き合ってほしい」
「もちろん。歓迎するよ。フレン・ソラ」
「...ふふ、カイエルは昔と変わらなくて好きだな」
「それは褒めているのか?」
「十分誉め言葉さ!」
「....調子が戻ったようでよかったよ」
「こうしていないとカイエルが不安になるだろ?」
「本当に?」
「本当さ。できれば君とはまた悪ふざけができる仲になりたい。俺にとって唯一の幼馴染。唯一の長年の親友でもある君と仲直りができるなら...」
「....君は優しい奴だったのを忘れてたよ」
「無理か?」
「もう子供じゃないわ。今はあなたと面と向かって話ができる」
「お願い...」
「...だとしても、俺とリリィを救ってくれたのは変わりない。ずっと感謝したかった。本当にありがとう。」
「...カイエルには死んでほしくなかった。それだけよ」
「もうフレンは罪滅ぼしする側じゃない。恩返しされる側だ。何か俺にできることはないか?」
「...怒ってないの?」
「怒ってない」
「罪滅ぼし...かな?」
「っ!あの事件は君は何も悪くない!むしろ俺の...」
「”振った”のは私からよ。愛する資格がないってあの時に思った私はあなたの元から去った。」
「”フレン”.....」
「あの時は二人共子供だったのよ。痛い目に合わないと反省しないね。そして一生後悔するの。もう呪いね」
「...やぁ。宴は終わったかい?」
「....君があのエスポジットのパイロットだったのか?」
「驚いたかい?....そうだよね。こんな形で再会するとは思ってなかった顔をしているよ。」
「.....」
「やっぱり君はわかりやすいな。そこが可愛いところなんだけどね?」
「なんでパイロットになった?」
透き通る歌声。
その音色は美しく可憐で星空の見える夜に合う子守歌の様にも聞こえる。
だがカイエルは別の感情を覚えていた。懐かしい。ずっと昔に聞いた声。カイエルはその声の主を探すべくオールヴァ城の階段を上る。
城の最上階テラス、マクシオンの星々に照らされ、楽しく歌を歌う女性がいた。