さつまさんのイラストまとめ

『春とみどり(1)』読んだ。31歳の自尊心の低い女性が無くなった高校時代の同級生の、当時の彼女にそっくりな娘を引き取り共同生活を始める物語。女性側が少女との生活の中で高校時代を思い返して自分を見つめ直していくのが大筋。せっかくの疑似家族物なので今後の少女のターンに期待したい。

『純とかおる(1)』読んだ。片方が男、もう片方が女の幼馴染高校生二人が0時に性別が入れ替わるという設定の作品。制服などの衣類の共有やクラスメイトからの扱いなどの日常描写に加え淡い恋心が芽生えつつある二人の関係が描かれており、本作設定で押さえて欲しいとこしっかりおさえている。オススメ。

『もういっぽん！(1)』読んだ。柔道を辞めるつもりだった少女を含む4人の少女を中心に繰り広げられる高校柔道物語。魅力的なキャラクタや興味を引き立てる競技描写など高校スポーツ物として欲しい物が揃っている。物語の導入として完成度の高い1巻。特に1話の構成美しい。今後が楽しみ。オススメ。

『さぐりちゃん探検隊(4)（完）』読んだ。病弱だった少女が健康になり、公園や工場など様々な場所に探検に行くお出かけ物。毎話収録される見開きカラーも交えながら実在の観光スポットの魅力を上手く伝えた作品だった。キャラクタ要素もしっかり消化した良いラストでした。

『賢者の学び舎 防衛医科大学校物語(3)』読んだ。自衛隊で働く医師を養成するための特殊な大学にて学ぶ若者達を描いた物語。防衛医大という特殊な環境とそこで学ぶことの意義についてのメッセージが強く響く。ストーリーの練り込みの賜物。キャラクタの個性とそれぞれの成長も良い。オススメ。

『ストライク・オア・ガター(1)』読んだ。胸が大きいことがコンプレックスで人前では上手くプレイできないボウリング少女が主人公の物語。画面の8割方がお色気描写で、まぁそういう作品ではあるんだけど流石に食傷気味になる。作画は丁寧で安定。

『蓬莱トリビュート 中国怪奇幻想選』読んだ。怪奇を題材とした中国古典を現代風にアレンジした10短編を収録した作品集。ライトな絵柄とコメディ強めな掛け合いはキャッチ―。各話、オチは古典のものをそのまま持ってきているのだろうが現代の感覚だとやや弱く感じる。その差異も興味深くはある。

『うちの妹は顔真っ赤。 ～ゲームライフ365～』読んだ。ゲームしてる最中の感情起伏が激しい女子とそれを眺める周りの人々を描くコメディ。表情豊かなキャラクタが可愛い。実在ゲームをベースにしたネタ作りは、やや前提知識がなければわかりにい。好きな作風と絵柄なので次回作期待。

『彼方のアストラ(5)（完）』読んだ。突然のアクシデントで遠宇宙に飛ばされた9人の少年少女が協力しながら故郷への帰還を目指す宇宙冒険SFの完結巻。広げ切ったSF大風呂敷もそれなりの形で回収して大団円。とにかく全5巻での見事なストーリー構成に脱帽。素晴らしい作品でした。すごくオススメ。

『彼方のアストラ(4)』読んだ。突然のアクシデントで遠宇宙に飛ばされた9人の少年少女が協力しながら故郷への帰還を目指す宇宙冒険SF。これまでの伏線の大部分が繋がる、物語の大仕掛けが明らかになる場面はすさまじいカタルシス。ラストまで畳みかけるように物語が転がるのも快感。すごくオススメ。