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『ダンジョン飯(13)(14)(完)』読んだ。魔物を調理して食べながらダンジョン深部を目指す冒険者一行を描いたファンタジー。オリジナリティ溢れる魅力を十二分に発揮し、本作のラストとしてこれ以上ない見事な物語の畳み方。間違いなく漫画史に名を残すであろう大傑作となった。すごくオススメ。
『煙と蜜(5)』読んだ。大正時代を舞台に幼い少女と彼女の許嫁である歳の離れた軍人の男との交流を描いた物語。大正時代の文化や人々の考え方をベースにしながら、フェティッシュな造形のキャラクタ達のやり取りが描かれており題材に対する拘りが強い。小物や背景描写も丁寧で繊細。
『兎山女子高校2年1組!!(3)(完)』読んだ。女子高に勤める男性教員と生徒達との交流を描いたコメディ。作画や演出などやや拙い部分はあったものの、無邪気な女子高生達のリアリティのある言動やそれを見守る教員の矜持など、作者の描きたいコンセプトがはっきり見えて好感が持てる作品だった。
『ゆびさきに恋々(10)』読んだ。聴覚障がいを持つ女子大生と異文化交流を好む男性との恋愛を描いた作品。二人の関係性の進展をじっくり丁寧に描いていくのが本作のスタイルではあるが、ここにきてさらに人間関係が広がっていく雰囲気があり、これ以上スローペースになるとさすがに冗長な印象。
『恋の絶望行進曲』読んだ。恋人同士になったけど恋愛に対する認識に齟齬がある二人の女子を描いた作品。一途な片想いがもてあそばれる序盤から、想い続けた気持ちが奔放な女子の気持ちを動かし、二人の気持ちが通じ合うラストへと続く、1冊通したストーリー展開がよくまとまっていた。
『ぐらんば』読んだ。夫に先立たれて村でも孤立した85歳老婆の戦いを描いたバトル漫画。ふざけた設定でごり押すストーリーはベテラン作家の悪ふざけにしては拙い印象であるが、コミカルなキャラクタ、理不尽な境遇に対する怒り、激しいバトルシーンなんかは押切作品らしくて楽しめた。
『リトルホーン~異世界勇者と村娘~(2)(完)』読んだ。勇者に憧れる少女と彼女の親友のもう一人の少女との冒険を描く異世界物。転生者 vs 異世界民の構図やグロテスクな設定、主人公達の関係性など、オリジナリティが高い作品だっただけに早期完結は残念。ただ、良い作品でした。オススメ。
『トリリオンゲーム(6)』読んだ。世界一ワガママな男とPCオタク、二人の青年が1兆ドル稼ぐことを目指す物語。リアリティのある経営関係の描写を交えながらハッタリの利いた展開でキャラクタを躍動させるネームの上手さはエンタメとして圧巻のクオリティ。天井知らずの面白さ。すごくオススメ。
『ヘブンの天秤(2)』読んだ。素行の悪い天使が堕天しないために地上に降りて人助けをする物語。拙い雰囲気の独特の絵柄と重すぎるストーリーのギャップが強烈。ピュアな感性を持った主人公がシビアな現実に触れる中での心の変化とその終着点をどのように描いていくのかハラハラしながら見守っている。
『僕の妻は感情がない(06)』読んだ。料理用の家事ロボットと彼女を妻として扱う会社員男性との交流を描く物語。人型のロボットがあたりまえになった世界における人間側もしくはロボット側からの倫理を非常に丁寧かつ現実感を持って描いてくれており近未来SFとしてレベルが高い。すごくオススメ。