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ロマンポルノ・ナウ第一弾、松居大悟『手』。冷たい父親への反動か《おじさんコレクター》さわ子の多情で不器用な恋。福永朱梨演じるさわ子の恋愛で決して愛人以上になれない懊悩と父親に愛されたい屈託振りに泣く。演劇ファン的には田村健太郎、島田曜蔵、中村まことら元カレ軍団の百花繚乱にツボる。
ムニ『ことばにない』をネット予約(3ヶ月先の公演のチケットを取るなんて久々ですわ)。4時間あるそうなので迷わずマチネを。
アンソニー&ジョー・ルッソ『グレイマン』。Netflixでしか観られないのは勿体ない『ジョン・ウィック』に『レオン』の人間関係を持ち込んだノンストップ・アクションサスペンス。不死身のライアン・ゴズリングと自信過剰なクリス・エヴァンスによるまさかのプラハ殲滅戦。これこそ映画館で観なきゃ!
ムニ『ことばにない』。初めて知った演劇団体だけど《レズビアンの女性を中心とした4人の女性の物語》《上演時間4時間》というのになかなか興味を惹かれる。前半割引3500円というコスパも相俟って思案中。しかし4時間か。いや、もっと長い芝居も観た事はあるけれど、これはなかなか😅
新国立劇場『貴婦人の来訪』。文学座、俳優座、青年座の名だたるベテラン勢を集めたドリームチーム編成もこの芝居の見処で町長の加藤佳男、牧師の外山誠二、執事の山野史人、校長の津田真澄、イルの妻の山本郁子、更にラッパ屋の福本伸一と旨いひとをこれでもかと揃えた手柄はもう少し自慢してもいい。
新国立劇場『貴婦人の来訪』。五戸演出でとりわけ唸らされたのはイルの最期を、恰も彼が幽体離脱するように俯瞰で自身の殺害を眺めるようにして、陰惨な中にも痛ましさを和らげ、そっと彼を退場させた処。昔の恋人の遺骸を我が手に収めたクレールを見つめるイルの眼差しは物語に余白を持たせてくれた。
新国立劇場『貴婦人の来訪』。ギュレンの人びとが金で買われ(灰色と黄色の衣装で少しずつ欲望に侵食されるさまを可視化した五戸演出が素晴しい)正義を標榜しつつツケで買い物を始める事でじわりじわりとイルを追い詰め、遂には誘惑に抗う校長やイルの妻子を含めた世界の総てが黄色に染め上げられる。
さだまさし『孤悲』を聴く。2年振りのオリジナルでコロナ禍を通過して60代最後の日々に拵えたまさに渾身の1枚。今回は至る処でエレキギターが鳴っているのといつになくナベちゃんのアレンジが冴え渡っている(特に『抱擁』『鷽替え』は凄い)。所謂老境とは違う道半ばを歌った『偶成』の深さたるや。
普段CDの新譜なんて全然出ないというのに何故か6月に限って、さだまさし『孤悲』、小田和正『early summer 2022』、吉田拓郎『ah-面白かった』、山下達郎『Softly』と、一体どうしたことか、僕が買ってしまうベテラン勢の、それも久々の新譜が大量発売😂
スーツケースをゴロゴロ転がしつつ、最寄りのコンビニで新国立劇場『貴婦人の来訪』チケット発券。2年前は宇佐のセブンイレブンで芝居2件のチケットを発券して酷い目に遭ったものなあ。