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基礎科彫刻クラスの生徒作品です。高校1年生ながら形へのこだわりが素晴らしいです!顔もこの位置は難しいんですがしっかり似せてこれていて底力を感じます。
かっこいい作品の定義を常に意識して伸び伸びと制作に励んで欲しいです!
小川原
胸像だと頭部と体、2つの関係性でしかないので人体を理解していなくてもノリで描けたりしますが、トルソーはそううまくはいきません。線を合わせようとするのではなく、人体としての動き(微細なニュアンスまで)や量感、印象をトータルでコントロールすることが求められます。
小川原
デッサンはひたすら観察と確認によって進めるものですが、彫刻科では「見たものを図像として写す」よりも「見たものを理解して再現する」事の方をできるようにならないといけません。モチーフの成り立ち、印象を考えて、それを捉え切るためにどのように段階を踏んでいくべきか。です。
小川原
石膏デッサンって僕は単純に「人体デッサン」だと思っているのですが、石膏像を人の形をした「物体」だと思ってしか描いていない人が多いなと感じています。
人間のバランスに不自然さはないし、ギクシャクした動きをすることもない。そういう観点で考えればより自然に描けると思います。
小川原
先週の土曜日はコンクール講評後に講師のデッサンデモストを見るだけの3時間を設けました。
それぞれの仕事ぶりや、こだわりに対しての食い下がり方、受験課題としてではなく、自分の作品としてデッサンを扱っている様を感じてもらえたと思います。
順番に、小川原先生、新妻、坂下先生のデッサンです
50分ほど描き出しのデモをしました
今回言いたかったのは、便宜上「ベース」とか「描写」とか言ったりしますが、仕事の大きさに差があるだけで実際はそこに区切りはありません。常に「実物」に反応した仕事を重ねていくだけです。そうでなくては作品そのものが「ウソ」になってしまいますよね。
小川原
ミロビ のデッサン3
9 細部のための土台を描く。(一度で言い切らない。常に全体感に気を配る)
10 徹底的に描き込み、似せる。画面の中のミロビ に触れられるような感覚がするくらいリアリティを引き出す。「石膏像」としてではなく、「大理石」のミロビ を描いているイメージ。
小川原
ミロビ のデッサン2
5 ガーゼで空間表現の下地作り。
6 弱まった調子を補強。
7 反射光などを取り入れて形を立体的、空間的に具体化。
8 塊としてミロのヴィーナスを画面の中に「再構築」する。