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そらうたさんのイラストまとめ


ぽつりぽつり描いてます。
詩と、イラストも。

言葉を綴るのも読むのも、とても好き。

忙しくてちょっと低浮上気味です

最近絵描けてないなぁ。

詩の保管場所→lineblog.me/shina8726/

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声は枯れている

私たちは遥か彼方から
呼び続けて
歌い続けて
ノアの方舟の洪水の時にも
この海で
繋がっていた

文字の羅列は
人間が定めたものだとしても
描いた線は
空想の宝物だ

私たちは2人だった
そしてひとつだった

声を失っても
会いたかった

星になっても
物語になっても

会いたかった

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好きなぶんだけ
詰め込んでいいよって
夢みたいな悪意くれた

どうして
たくさんを選ばなかったの
どうして
嬉しそうに笑ったの

あなたを好きなのは
あなたのそばで
初めて呼吸ができると
思ったから

手にいくつかだけ残して
目を覚ます

あなたがくれたなら
どうせこれも
宝物に
なってしまうんだ

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生まれる前の砂粒が
流れ
数百年とか
数万年前からの
願いが届く

貝殻からの詩声や
大樹に寄りかかると流れる水の音
乾いた風の旋律
冷たい壁に描かれた叫び

あなたは誰を愛したの?
あなたは誰に愛されたの?
本物はあった?
本物ばかりだった

その頃も今も

心は
生きていた?

必死に生きてた

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いつだって言葉は
星屑みたいに宝物だ

藍色の彼方に
銀色に白に金色に
そして赤いひとつ星に
想像の世界で何色にもなる

夜空に果てがないなら
どこまで並べてもいいでしょう

白く流れる言の葉の川
心を重ねてみたでしょう

あなたの言葉が
夜明けまで瞬いて
そこにはいない

星屑みたいに宝物だった

3 36

細い糸を絡ませるように

冬の空気を銀に編んで

宝物に触れるように

時の奏でる色で染めて

大事にし過ぎた温もりを繋いで

創ること
生み出すこと
丁寧に交わすこと

怯え
息を吹きかけて

今の私でしかない表れにはどれも

あなたが生きて

映ってしまう

だから

いつもあなたを描いてるんだ

5 46

雨の言葉を探しに
黄色い長靴で水溜りに飛び込む

水面に映る世界は波紋になって

蛙は切なく歌い
紫陽花が淡く笑い
色とりどりに
夏の方向に揺れた

雨はきらい
なのに

おそらくいつもこの1粒が
必要だった

おそらく今までの全てが
必要だった

雨の言葉が聞こえて
雲の隙間から夏の空が見える

3 43

桃色
若草
黄色に
薄い青

柔らかい色で出来ている春

タンポポの
微かな香り
ツクシの揺れる音と
猫の欠伸

ねぇ

心を
この色合いで
染めてしまいましょうよ

あなたの色で
塗り尽くされた心を

ゆっくり吸って
ゆっくり吐いて

重ねましょう

きっと
忘れられない絵になる

そして新しい絵になる

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消えそな声が
空に浮かんで
消えそうな唄になった

どこかで
君が呟いたんだ

非難はなかった
否定も不満も何もなかった
それらは生まれなかった

月の光とか
桜の花びらとか
小さな涙とか
人とか人とか人とか
愛から出来たはずのものを
並べて

最後まで

小さく
消えそうな声で
世界を美しくした唄だ

0 42

私を見つけてください

君の中には
桜とか向日葵とか
秋桜とか雪の華とか
沢山の季節が溢れて
いっぱいなんだろうけど

巡る花びら舞う風に
何度も
春がやってきて
また
桜から始まる今

その
心の中の景色に

ほんの少しでいいから

桜の木の下の
片隅に

私を

見つけてください

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その光を受けて
届けようとしてるんだ

手にいっぱい抱えて
世界中を駆けて
朝も昼も夜さえ忘れ

注ぐ
暖かさとか眼差しとか
知る由もない想いとか

陽の当たらない場所にも
足跡に花は咲き
触れた所に緑は芽吹き

そのまま
駆けて駆けて

消えてった

あなたに出会い

初めて
包まれながら泣いたんだ

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