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今年最後のこの街と
さよならまでの残りの季節
降っていた雨が
雪に変わって
私は
あなたに語りかける
雪はいつか桜になって
いつもあなたに包まれた季節
涙の理由は分かりません
雪の中でも温かな
涙の上に生かされた
背が伸びる度に
冬が来て
いつの間にか
春がきて
また
あなたと迎えたい
あなたの微笑みが差し込んで
私は悲しくなったんだ
それはどうしてだったのか
夕暮れ時の色合いのせいか
私の消えない罪だったのか
あなたは全てを知りながら
何も言わずに照らしてた
その分影は濃くなって
やっぱり悲しくなったけど
許されるなら
真っ直ぐに
あなただけを見つめていたい
言葉の灯火
そこに温度はないのに
あたたかい灯
木漏れ日に似た
やわらかさで
人の心が
人の心を溶かし
言葉という灯火は
今日も
誰かに
灯るだろう
それは生死を問わず
それは歳月を問わず
そんな言葉を頂いて
この灯火を大切に
手紙を書くように
詩を描こう
感謝の想いを込めて
赤い三日月の下
1匹の狼が
泣いていたこと
なんて
誰も知らない
月と同じような
鋭い爪や牙を
持て余すくらい
心が丸すぎた
この世界は
見方によっては
こんな夜みたいなもの
だから
本当のことなんて
三日月だけが
知っていて
狼に言うだろう
私は
あなたを愛してる
本当は一言だけで
良かったのかもしれない
その一言は
天を駆け巡り
星の一欠片になって
私の心の海の
一番
深いところに
輝いたまま
留まった
荒れた波も
静けさを取り戻す
月を映して
揺れる
真っ暗な闇夜に
希望の漣
私を生かすのは
一言だった
その一言が
命になったんだ
大切に
していたの
何だったかな
石ころだって
宝石に見えた夕暮れ
大事に
隠したものは
何だったかな
木の葉の絵本
抱きしめて
眠っていた夜の
失いたくなかったものって
何だったかな
失うなんて
知らなかった
永遠だけ見ていた頃
でも
今は
ひとつ
ひとつだけです
あなたとの
ささやかな毎日
この糸の先は
光の反射で
見えない
世界は
きっとこの透明な糸で繋がっている
過去
現在
未来が必然なら
この糸を手繰り寄せて
私の所に来てください
なんて
見えない
その先が
が
怖い
それでも
手を
離さないで
光を
失わないで
ただ
信じること
が
繋がる全て
大丈夫
必ず
離さないで