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その種は
不思議な種でした
ごめんなさいが
言えなかった
その度に種がひとつ
またひとつ
私は
その種を幾つも持っていて
迷いの森の入口で
種が芽吹き始めている
いつか森に囲まれて
あなたが見えなくなる前に
わたしが見えなくなる前に
あなたの所に行って
ちゃんと
ごめんなさいを言おう
言葉の色を探してた
なんだろう
冷たい色合いに
染まった言葉が
ぽろぽろと
零れ落ちた
私の中の色が悲しかったから
喋らないでいよう
そんな時に
こんなに
あったかい
と
あなたの色は
あなたの言葉は
懐かしい陽だまりを
思い出させてくれます
お日様色の言葉が
心にぽろぽろ
零れ落ちた
南十字星を降ろした
深い森の片隅に
小人は一人本を読む
心がちっとも動きません
どうか喜びを教えてください
どうか悲しみを教えてください
たった1人で生きてきた
それでいいと思ってた
本を閉じて空を見る
星にひとつの願い事
どうか僕に友をください
感じるという
そんな幸せな奇跡をください
月も綺麗に見えるのに
春もそこまで来てるのに
待って欲しいと降る雪に
別れの言葉は言いません
月は静かに舞う雪に
時の流れを囁いて
少し寂しい顔をした
明日には春が来るでしょう
雪はこれが最後だと
あっという間に消えていく
月の光に雪光
こんな月夜をありがとう
お空に浮かぶのは
優しい涙のコップです
この地球の人々の
流した涙が
空に還ってきた雫
集めた涙のコップです
悲しい時だけ泣くんじゃないよ
誰かを想って
流す涙の優しさが
満ち満ちながら
コップはいつも溢れてるから
今日も春の雨は柔らかく
だから
この地球はまだ
大丈夫
大丈夫
青い
私の
浮かべる言葉より
月に並べた歌よりも
あなたの心の中のもの
片付けられずに散らばった
思い出のひとつひとつとか
重く凍りついたもの
刃や針になったもの
あの日の楽しかったこと
いつかの苦しかったこと
空に描いた夢のこと
指差した星の先のこと
なんて話しを一晩中
隣に座って聞いていたい
今年最後のこの街と
さよならまでの残りの季節
降っていた雨が
雪に変わって
私は
あなたに語りかける
雪はいつか桜になって
いつもあなたに包まれた季節
涙の理由は分かりません
雪の中でも温かな
涙の上に生かされた
背が伸びる度に
冬が来て
いつの間にか
春がきて
また
あなたと迎えたい
あなたの微笑みが差し込んで
私は悲しくなったんだ
それはどうしてだったのか
夕暮れ時の色合いのせいか
私の消えない罪だったのか
あなたは全てを知りながら
何も言わずに照らしてた
その分影は濃くなって
やっぱり悲しくなったけど
許されるなら
真っ直ぐに
あなただけを見つめていたい
欠片探しをしています
集めながら
零しながら
生きてます
見つけて
失って
また探してさ
見えるものが見えなくなって
見えないものを見ようとして
在るべきものが消える瞬間
失ったものを夢見る狭間に
落っこちていたりするんです