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幸せにしたい風船は
ぽつんと
流されるまま
浮かんだまま
何が出来ただろう
あまりに無力で
情けなくなって
委ねた先のお星様の隣
幸せにしたい風船は
本当に無力だったけど
誰より幸せにしたい
想いごと膨らんだ
お星様みたいになって
夜空の中に
優しい想いは弾け
夜は一層綺麗になった
その言葉は言わないで
あなたの炎が消えて
私が長く灯ることを
願わないで
同じように
私の炎が消えて
あなたが灯り続けるなら
いつだって
消えてしまっていいけれど
残った炎は頼りなく揺れる
そんなこと言わないで
それなら
一緒に
煙になってしまいたい
一緒に行きたいね
生きようね
その種は
不思議な種でした
ごめんなさいが
言えなかった
その度に種がひとつ
またひとつ
私は
その種を幾つも持っていて
迷いの森の入口で
種が芽吹き始めている
いつか森に囲まれて
あなたが見えなくなる前に
わたしが見えなくなる前に
あなたの所に行って
ちゃんと
ごめんなさいを言おう
黄色い翼では
飛べなかった
虹色のシャボン玉を
夢見るように眺めた
青い翼では
癒せなかった
水に浸して
沈んでくのをただ見ていた
赤い翼は
望まれなかった
幼い目は怯えていたから
すぐにでも捨ててしまいたかった
白い翼は
あなただけ持ってた
空に1点の白は遠く眩しく
青空の中に消えていった
言葉の色を探してた
なんだろう
冷たい色合いに
染まった言葉が
ぽろぽろと
零れ落ちた
私の中の色が悲しかったから
喋らないでいよう
そんな時に
こんなに
あったかい
と
あなたの色は
あなたの言葉は
懐かしい陽だまりを
思い出させてくれます
お日様色の言葉が
心にぽろぽろ
零れ落ちた
まだ見ぬ
彼方にある光
あなたを大切にしたい
あなたの頬に触れて
あなたを愛してみたい
まだ生まれぬ
星のひとつのような
幾年の歳月を
息を潜めて
自らも知らないうちに
私はあなたを望み
あなたを祈り
あなたの幸せのために
生きてみたい
まだ見ぬ
彼方にある光
その笑みを星のように
南十字星を降ろした
深い森の片隅に
小人は一人本を読む
心がちっとも動きません
どうか喜びを教えてください
どうか悲しみを教えてください
たった1人で生きてきた
それでいいと思ってた
本を閉じて空を見る
星にひとつの願い事
どうか僕に友をください
感じるという
そんな幸せな奇跡をください
月も綺麗に見えるのに
春もそこまで来てるのに
待って欲しいと降る雪に
別れの言葉は言いません
月は静かに舞う雪に
時の流れを囁いて
少し寂しい顔をした
明日には春が来るでしょう
雪はこれが最後だと
あっという間に消えていく
月の光に雪光
こんな月夜をありがとう
お空に浮かぶのは
優しい涙のコップです
この地球の人々の
流した涙が
空に還ってきた雫
集めた涙のコップです
悲しい時だけ泣くんじゃないよ
誰かを想って
流す涙の優しさが
満ち満ちながら
コップはいつも溢れてるから
今日も春の雨は柔らかく
だから
この地球はまだ
大丈夫
大丈夫
青い
私の
浮かべる言葉より
月に並べた歌よりも
あなたの心の中のもの
片付けられずに散らばった
思い出のひとつひとつとか
重く凍りついたもの
刃や針になったもの
あの日の楽しかったこと
いつかの苦しかったこと
空に描いた夢のこと
指差した星の先のこと
なんて話しを一晩中
隣に座って聞いていたい