stack02さんのプロフィール画像

stack02さんのイラストまとめ


特撮、アニメ、漫画、ラノベ、ゲームを浅く広く愛するメカオタ。格好いいロボットは正義だ。

今は忙しいから、創作は思い出した様にマイペースで。天安門事件

フォロー数:2807 フォロワー数:1105

望「…よろしくお願いします、ゼクロス先生」

有理沙「今回の作戦は、いかに望くんの消耗を抑えて勇奈君の所へ辿り着かせるかが鍵だ」

勇矢「私達も、全力で君を護ります」

静治「まぁ、大船に乗ったつもりでドッシリ構えてりゃあ良いのよ。今回は少年が主役だからな」

望「はい…!」

0 1

静治「…因果なもんだねぇ、お互いに」

レオから視線を外し、今度は望の方を見る静治。

望「…はぁっ!」

望は〈新月〉を振るい、〈剣陣一刀流〉の型を試している。

静治「(…この少年に、何がどれだけの重荷を背負わせてんだか。…俺達も同じか、”あの時”も、”この時”も)」

望「ふー…っ…」

0 1

望「…違いますよ、ゼクロス先生」

型の確認を終えたらしい望が、ゼクロスの方に体を向ける。

「勇奈を助けたいと思っているのは、僕です。それに、自分のやった事は自分で決着を付けたい」

「何より、皆で帰るって約束しましたから。約束を守る事は、”する”も”される”も無い。お互い様なんです」

0 1

静治「…誰よりも、あの少年がこの状況に対して真剣に向き合ってる…ってのは分かる」

「そんな子の邪魔をする程、おじさんは野暮じゃないよ?俺達だけじゃどうにも出来ないのは、悔しいけどね」

(2/2)

0 1

有理沙「うむ。プロフェッサー・エニグマンからイレギュライザー用デバイザーのノウハウを頂戴して、私なりに落とし込んだ」

「電脳装光剣〈ブレスデヴァイザー〉、銘は〈新月〉。正真正銘、望くんの為だけに拵えた一振りさ」

望「…」

漆黒の剣を受け取った望が、感触を確かめる様に柄を握る。

0 1

静治「…まぁ、G5課なんてのもあるし今更か。…そんな睨みなさんな、今やるべき事は分かってるよ」

静治がレオの視線に気付き、大仰に肩を竦める。

「俺達がやって来た事のツケは、俺達が責任持って払うさ。それに…」

望「…」

漆黒の剣を受け取り、感触を確かめている望を見る静治。

(1/2)

0 1

有理沙「うむ。エニグマン博士から得たイレギュライザー用デバイザーのノウハウを落とし込み、望くん専用の物としてチューニングを施した剣…」

「その名も電脳装光剣〈ブレスデヴァイザー〉、銘は〈新月〉。望くんの為だけに作られた一振りさ」

望「…」

有理沙から剣を受け取り、感触を確かめる。

0 1

望「…完成したんですか?」

有理沙「うむ。エニグマン博士から得たイレギュライザー用デバイザーのノウハウを落とし込んだ完成品…」

「電脳装光剣〈ブレスデヴァイザー〉。銘は君の希望通り、〈新月〉だ」

静治「イレギュライザー専用デバイザー…だって?」

静治が機械の剣を見て眉根を寄せる。

0 1

望「…狩谷 望です。よろしくお願いします、千菊さん」

有理沙「さて…目が見えないだけとは言うが、それは大問題だぞ少年。待っている余裕が無いのは事実だが、当然最大限のフォローも必要だ」

有理沙が漆黒に染まった”機械の剣”を望に手渡す。

望「これは…完成したんですか?」

有理沙「うむ」

0 1

勇矢「分かりました。私は第二陣で保安部隊の指揮を。大鳥警部も、第二陣で警官隊の指揮をお願いします」

静治「はいはい、任されましたよっと」

有理沙「…さて、問題は望くんのコンディションだが…」

望「…目が見えないだけです。耳は聞こえますし、体も動きます」

0 1