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特撮、アニメ、漫画、ラノベ、ゲームを浅く広く愛するメカオタ。格好いいロボットは正義だ。

今は忙しいから、創作は思い出した様にマイペースで。天安門事件

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有理沙「彼女にイレギュライザーの性質がある以上、彼女が複製する機体にも”匂い”が付く…という事さ」

「リソースを使って作る物である以上、電脳構造体には相応の負担が掛かる。大量に作れば、サーバーの”異物”として認識される危険性が高い」

優奈「〈崩壊現象〉の発生に繋がるかも知れませんね」

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望「ふぅっ…!」

〈剣陣一刀流〉の型を一通り確認し終えた望。同時に、〈新月〉の刀身が元の長さに戻る。

静治「大したもんじゃないの。師匠の教え方が良かったんだな」

望「ありがとう、ございます。…よし、これなら戦える」

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望「お…っと。お久し振りです、シホさん。すいません…色々あって、目が見えていないんです」

〈新月〉をホルスターに納め、シホに向けて頭を下げる望。

一方、静治は無言のまま気まずそうに視線を逸らす。

静治「(…アイバ・シホ。イレギュライザー”G5”、アイバ・ゴウの母親か)」

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望「…やってみます。離れて下さい」

軽く手足を解した望が、腰を落として構えを取る。

望「ぬうぅっ…!ふんっ!!」

軽々と振るわれ、しかし空気を斬り割く轟音を上げる漆黒の刀身。

静治「こいつは…!」

望「はぁっ!!」

静治が目を見開く。裂帛の気合いと同時に、巨大な刀身が振り下ろされる。

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勇矢「どうか、無理はなさらない様に。奥方に万が一の事があれば、ご家族が大いに悲しむ事になります」

有理沙「我々が立っているこの場所は”戦場”です。出来る限りのフォローはしますが、安全は保障出来ません」

望「ふっ…!はぁっ!!」

勇矢と有理沙がシホに忠告する中、望は気付かず剣を振るう。

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勇矢「…状況が状況なので、ここに来て欲しくは無かったのですが…」

有理沙「Oh…まあ来てしまったのは仕方が無いだろう、今更ログアウトしろなんて言えんし」

勇矢「では…比較的安全な第一陣に居てもらいましょう。義姉さん、これから合流予定の兄さんと一緒に第一陣へ。フォローをお願いします」

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勇矢「はい、何でしょうか?」

有理沙「(…ふむ。不安定要素があるのは、優奈君だけでは無かったか。ゴウ君も色々と拗らせていると見える)」

静治「…何だありゃ?なーんか放って置けないなぁ…」

望「…この剣なら、〈剣陣一刀流〉の技も…」

望が〈剣陣一刀流〉の型を確認し始める。

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有理沙「では、説明を始めよう」

「まず、彼女の持つ性質はイレギュライザーのそれに近い。〈ブラックアイス・フィールド〉の下から出て来たのだから、自然ではあるけどね」

優奈「つまり、電脳体を破壊する能力もあるんですね?」

有理沙「うむ。彼女の力の扱いには、細心の注意が必要だ」

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有理沙「剣の方は、望くんが持つ電脳構造体精製能力を使って刀身の性質や構造を自在に変えられる」

「そして、鞘を兼ねたベルト型デバイスにメモリを装填、読み込ませる事でメモリの性質を付与出来るぞ」

望「…これなら、〈剣陣一刀流〉の技も…」

望の呟きと同時に、〈新月〉の刀身が大型化する。

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有理沙「ああ。ここ最近知り合ってね」

望「…これが、〈新月〉。僕の剣…」

〈ブレスデヴァイザー〉に刻まれた銘を呼び、感触を確かめる様に柄を握る。

「…凄いな、”しっくり来る”。ありがとうございます、有理沙博士」

有理沙「うむ。アジャスト(調整)は自動で行われる様にセットしたからね」

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