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@tabigaras95820 優奈「ごめんなさい、ゴウさん!」
「待ちなさい、勇奈!」
優奈も勇奈の後を追って走り去っていく。そして、望は…。
望「…ゴウさん…僕が、ゴウさんを追い詰めていたんですか?」
@tabigaras95820 勇奈「はぁ…これ以上は無駄か」
望「勇奈!」
優奈「勇奈っ!」
勇奈「…ごめんよ、トール。あたしはこいつとは”友達”にはなれない。こいつは、あたしが一番嫌いなタイプの人間だ」
「───失望したよ、アイバ・ゴウ」
勇奈が冷ややかな視線と声をゴウに向け、踵を返して去っていく。
@tabigaras95820 勇奈「…あんたの為に…とは言わないし、我ながらどの面下げて…って思うけどね」
「あんたが向き合うべき事だよ、アイバ・ゴウ。目を逸らすな、直視しろ、誰かに答えを求めるな」
「───言ってみろよ。”あんたの意味”って、何だ?」
@maple_V_modeler 望「紅葉先輩、藍理先輩…ありがとうございました」
去っていく紅葉と藍理に向けて頭を下げる望。
優奈「頑張ろうね、望くん」
望「はい…!」
勇矢「お疲れ様です、ゼクロス先生。お待たせして申し訳ない」
保安部と警視庁とのやり取りが終わったらしい勇矢が、苦い表情を浮かべて走ってくる。
@tabigaras95820 勇奈「───なんで、自分を呼んでなかった?」
「───なんで、自分を頼ってくれなかった?」
ゴウの感情を見透かしたかの様に、勇奈が呟く。
望「え…?」
勇奈「…あたしは”無意識の闇”から生まれた。だから…あんたがずっと前から溜め込んで、澱みきった昏い感情が”透けて見える”」
@tabigaras95820 勇奈「はぁ…率直に言って”面倒臭い”よ、あんた」
「失望されたいならそのままで居ろよ、誰もが勝手に失望するだろうさ。でも、あんたは自分の価値を認めて欲しいんだろ?」
望「勇奈…!」
勇奈「甘ったれるなよ、アイバ・ゴウ。自分を役立たずだって卑下する奴に、誰かが価値を見出す訳ないだろ」
@tabigaras95820 望「ルビー」
ルビー「ご主人様の命令でも聞けない事はあります。契約解除はお好きになさって下さい」
「アイバ・ゴウ…貴方は誰かを羨み…或いは拒絶するばかりで、その生き様や言葉から何も学ぼうとしない。ご主人様との差はそこです」
望「…もう止めろッ!!ルビー!!」
ルビー「…失礼しました」
@DBrh2m5UoTywy5O ルビー「むう…貴方に恋愛の何たるかを説かれるとは思いもしませんでした」
望「(…多分、僕の感情はそう在りたいと思ってるんだけど…勇奈の好意だけで良いのかって言うと…多分”違う”んだよな…)」
勇奈「…迷惑だったなら、ごめん」
望「そんな事ない。絶対、迷惑なんかじゃない」
@DBrh2m5UoTywy5O 勇奈「まぁ、あたしと優奈の共有財産って事で良いでしょ、ねぇ望?」
優奈「そういう問題じゃないよ~…」
望「(…困ったな…)」
ルビー「ご主人様…せめて、はっきりと好意を口にしては如何ですか?」