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『シシリアン・ゴースト・ストーリー』実際に起きたマフィアによる誘拐事件に巻き込まれた少年少女の物語。少女だけが少年のことを忘れなかったように、監督もまた忘れないようにこの映画を撮った。残酷さと美しさが共存するルカ・ビガッツィの映像美。ずっと忘れない新たなイタリア映画マイベスト。
『怪物はささやく』主人公の男の子の空想世界と過酷な現実の世界を行き来する度、胸が締め付けられる。怪物の話す物語の、”善人がいるとも悪人がいるとも限らないのは実際にいる人々のほとんどがその中間だから”という言葉に納得。自分の描く空想の中にこそ真実があることを教えてくれる。
アルモドバルの映画のポスターがすごく好き。映画自体は何度も何度も同じテーマを変奏して描いてるから既視感生じるけどそれでも鮮烈なイメージの効果で飽きない。ガエルの『バッドエデュケーション』は日本版が最も美しい。
#1日1本オススメ映画
千葉豹一郎『スクリーンを横切った猫たち』猫が出てくる映画を紹介することに特化した、猫と映画好きにはたまらない本。きちんと猫度具合の記載もされている。著者の名前に豹が入ってることがすごい…
『ベアストーリー』というチリの短編映画が、ほんとにブリキのオモチャの詰まった箱を開けて覗いたみたいで可愛らしい。アカデミー賞で短編アニメ賞を受賞したクオリティの高い作品であり、こんなの男性は女の子を連れて行って観せたら喜んでくれること間違い無しだと個人的に思う…
#1日1本オススメ映画
オットプレミンジャー『バニー・レークは行方不明』『フライトプラン』など、母親が子どもを探す中で本当に子どもがいなくなったのか母親がおかしいのか系のストーリーの多くの映画にインスパイアを与えた映画。不気味な人形とブランコのシークエンスが最高で頭に残る。
#1日1本オススメ映画
カンヌ国際映画祭カメラドール受賞作品『君と僕の虹色の世界』
様々なジャンルのアートで才能溢れるミランダ・ジュライの作品。ミランダ自らアーティストを夢見る女性として登場する。全体的にピンクがかった優しくて可愛らしいミランダならではの世界観。
#1日1本オススメ映画
パトリス・ルコント『橋の上の娘』
自殺しようとしていた女の子とナイフ投げの男が橋の上で出逢う話。自分の身体ごと相手に委ねて、放った凶器が突き刺さることすら厭わないというのはある意味ものすごく官能的。ヴァネッサ・パラディのその時の恍惚の表情が良い。
#1日1本オススメ映画
イランの女性監督マルジャン・サトラピ、ヴァンサン・パルノー『チキンとプラム〜あるバイオリン弾き、最後の夢』ナセル・アリは愛用のバイオリンが壊れて死ぬことを決める。音楽家の8日間の想い出の旅。永遠に叶わなかったイラーヌとの悲恋が寓話的に描かれる。