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TOHOシネマズ与次郎にて『BLUE GIANT』を鑑賞。まず何よりも、全編を通して描かれる演奏シーンが素晴らしかった。本作は、“音楽”の映画であると同時に、ステージ上で展開される“演奏”の映画でもある。誰かに“聴いて”もらうための音楽だけではなく、“観て”もらうための音楽も描かれているのだ。
TOHOシネマズ与次郎にて『金の国 水の国』を鑑賞。原作は未読。異国情緒が溢れる美術も良いが、効果音の付け方が細やかだった。特に食事シーンで金属の皿にカトラリーがぶつかるカチャカチャ音は、通り一遍ではない感じがした。“金の国”の城に仕込まれているの絡繰ギミックの発動は観ていて楽しい。
中川駿監督『カランコエの花』を鑑賞。4年前に一度だけ観ていたのだけれど、多分そのときには、あの終盤がよく飲み込めていなかったのだと思う。「◯◯なんかじゃない」の“なんか”が鋭く突き刺さり、心が重い。その後、エンドロールとともに語られる“想い”を痛切に響かせるラストの切れ味も忘れ難い。
アマンディーヌ・メイエール監督『2本のトランペットのための物語』を鑑賞。こういう作品を観ると、アニメーションというのは、物質の“弾力”を表現するのに適した表現であるなと改めて実感する。不意に挟み込まれる暴力的なアクションに慄きながらも、作者によるイマジネーションを堪能した。 #MyFFF
『THE FIRST SLAM DUNK』:勝負の一瞬の駆け引きを描く瞬発力のあるシーンも良かったが、少し引いた画面に映し出されるあの“コートの狭さ”と“コートと客席の距離の近さ”こそが本作の真骨頂。見応えのある“アニメーション”がそこにあった。
『シチリアを征服したクマ王国の物語』:ディーノ・ブッツァーティ原作のアニメーション。やはりこういう“物語を物語ること”についての作品がとても好きなんだなと自覚した。吹替版で観たのだが、語り部役の女の子の声優を伊藤沙莉さんが務めていて、その点も良かったです。
ガーデンズシネマにて『灼熱の魂 デジタル・リマスター版』を鑑賞。ざっくりとした感想を言うと、自分がいつも翻訳ミステリ小説から得ている読後感に近い余韻を味わうことのできる作品だった。家族のルーツを探るための旅路を行くには、過酷な状況下に身を置かなければならない緊迫感が常に漂う。
アニメ『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』第1話を鑑賞。“ぷりん”という愛称をもつキャラクターの髪(の色の塗り方)を見て、『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』のストッキングの髪(の色の塗り方)を連想した。
鹿児島ミッテ10にて『怪盗クイーンはサーカスがお好き』を鑑賞。空を飛行する一羽のカモメとともに、怪盗クイーンのアジトであり移動手段でもある巨大飛行船、トルバドゥールは出現する。劇場のスクリーンで観てこそ映えるこの登場シーンに気分が高揚したのなら、この映画への“乗船準備”はOKだ。
『イルミラージュ・ソーダ 〜終わる世界と夏の夢〜』を鑑賞。ASMRらしい水を基調としたヒーリング音楽に混じって響くのは、少女のか細い声。かろうじて届くほどの小さな声の中には、何かしらの切実さを感じさせる。そんな夢を見ているかのような気分から覚めても、不穏なジャミングが妖しく響く。