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迷いの森に住み始めたもけでしたが、お酒のない生活にふてくされ、ぐうたらと過ごす日々が続いていました。
「あーお酒飲みたいなあ。
酒、酒、さけぇーー!
はあ、おなかも減っちゃったし・・・
魚でも釣ってこよっと。」
「もけさん、よく聞いて。
ライフの住人は、エミリーさまから住む場所を与えられて、自分の力で生活していくの。
ここで暮らしていくには、この土地に作物を植えて、収穫して、お料理も自分でしていかなくっちゃ。」
「えー・・・」
こうしてもけは、迷いの森に住むことになりました。
「それと、この帽子をあなたに与えます。
この帽子には、私の魔力をほんの少し込めてあります。あなたの助けとなってくれるはず。
さあ、頑張りなさい。」
「は、はい・・・」
「これじゃはずかしくって人前に出れないし、風邪を引いてしまうよ!」
「もけさん、妖精は風邪を引かないから大丈夫よ。」
「あなたに生活の場を用意します。
人里はなれた、小さな森の荒れはてた地です。
そこをあなたの力で、美しい花々や立派な作物が実る見事なお庭にしてみせなさい。」
「えっ!?
いえ、めっそうもございません。
私はただの善良なる市民でございます。」
「ならば、その千鳥足はどう説明するつもりです。」
「こ、これは、あのその・・・」
「もけ、よく来ました。私がエミリーです。」
「こんにちは。
女王っていうから、宮殿に住んでドレスとか着てるすごい人かと思ったけど、ぜんぜんフツーだなあ。」
「も、もけさん!声に出てますっ。」
「あなたは現世ではろくに働きもせずに、お酒ばかり飲んで過ごしているそうですね。」
「あれ、ボクは・・ここはどこ?」
「ここは夢の国、ピグライフです。」
「夢・・・?
なーんだ、夢かあ。
えっと、キミは・・・」
「私はレイラ。
もけさんをこの国の女王、エミリーのもとへご案内いたします。」
「女王・・・!?
さっすが夢の国、そうこなくっちゃあ!」
そんなある日のこと・・・
「はぁ~
うっせぇうっせぇうっせぇわぁ♪
うぃ~ひっく・・・」
「あっ、あぶない!」
「ん・・・?
わ、わわわーーーーーっ!!」
むかしむかし・・・
あるところに、もけというヒゲメンがおりました。
このもけという男、くる日もくる日も朝から晩まで、お酒を飲んでぐうたらと過ごしていました。