ﾋｸﾞﾁ🍳さんのイラストまとめ

『スティーブン・ユニバース』97話「スティーブンＶＳアメジスト」、スティーブンが「僕はローズクォーツじゃない」と自己卑下する箇所のアメジストの表情芝居。ジャスパーはじめジェムズさえ、スティーブンに「ローズ」であることを求めてしまっているから、図星を言われたときの苦しげな表情になる

『虹ヶ咲』8話、中須かすみと桜坂しずく、「良い」ということが分かった。２人の自己肯定感という軸のお話を、天王寺璃奈を橋渡しにして進めていくのはなるほどと思いました。説得の仕方も全く筋が通ってないんだけど、なんかもうわかったそれでいいよに着地させる勢いがあったよ、中須かすみには。

『虹ヶ咲』5話、果林は左肘に右手を添えてようやく立っている。エマが後ろから肩を抱き、果林は右手を下ろす。このカットは、Cパートの実質上のラストカットで果林がエマの肩に腕を乗せるのと対応している。相補的（お互いがお互いの陰と陽）の二人を構図や芝居によって表現する演出、すごく良い。

『虹ヶ咲』４話。１枚め、光源に対して鈍角になる側のハイライトをパステルカラーで塗るメソッド、すごく垢抜けた使い方をしている、とても自然。２枚め、マニキュア表現と掌が上手い。３枚め、拳をハイテンポで振るときのコマの抜き方が手描きの打ち方に限りなく近付いていて、ほぼ見分けがつかない。

『スティーブン・ユニバース』91話「キキのデリバリー」はタイトルこそ『魔女の宅急便』のパロディなんだけども、ラストは『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』のパロディになっている。さすがに言及せずにはいられない強引さがあった（初期には『ウテナ』のパロディもあったね）

『スティーブン・ユニバース』87話「ミスター・グレッグ」。43話「パパの倉庫」ではグレッグとアメジストだったけど、この話数ではグレッグとパールの確執に切り込む。夜明けのラストカット、'NOW LEAVING ...'と’Welcome To ...’が２人の新しい関係性の始まりを示唆しているようで、ここで涙。

『スティーブン・ユニバース』83話「ダイヤモンド対決」は野球回。野球回は海外にもあるんだね。パールとラピスラズリは「陰」の気を通じて共通するものがあると思う。スティーブンが遂にペリドットを「ペリ」呼びし始めた。姉ばかりだし、妹みたいな存在が欲しかったのかもしれん

『スティーブン・ユニバース』74話「愛がすべて」、美術の色使いや幾何学的な整理が素晴らしい。Background Design, Background Painter, Color StylistsでクレジットされるElle Michalkaが主導した世界観のようだ。（Michalkaはのちに本エピソードのコミックス？も担当している）

『スティーブン・ユニバース』73話「ここは地球」、倒れたアメジストのカットの絵が上手い。ペリドットがカセットテープを流しているあいだ、左手の親指がわずかに動いて動揺と緊張を表す芝居には『リズと青い鳥』の似た芝居を思い出した。

『スティーブン・ユニバース』68話「悪夢の病院」。珍しいホラー回、夜の色の作り方がキレイ。ラスト、母親の形見を抱く手に力を込めるスティーブンという構図に親心が芽生えた。