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金髪ギャルに金髪白人コンプレックスが投影されてるかというとそりゃそれもまたムチャな話だよな。まず前段としてそれらは現実一時期流行ったミニスカ・ルーズソックス・茶金髪・往々にして褐色肌…のギャル、コギャルをモチーフにしているのであって、その先にあるかもしれない白人像とは無縁の世界。
古くからの「西洋のプリンセス」以外…というかむしろ現代日本ならではの「金髪美少女」のステロタイプがあるね。「ギャル」。画像はこないだまでやってたアニメ。人種的様相は反映されなくなったが流行風俗はそのときどきのものが取り入れられ得、それがまた現実の様相から断絶してジャンルwになる。
「コンビが作品タイトルのバディもの」は一方だけが主人公でなくふたり揃ってこそ成立する。バディのふたりは両極端な属性になるのが常。熱血とクール、巨漢と小兵、若者と老人、男と女…異質な者ふたりが対等に組むさまにバディものの面白さがあるんだから「ふたりとも褐色肌でないと」なんて頓珍漢。
SNS等で話題になることが少ないのに実態として鉄板の人気を誇っている現在進行形のジャンプ(及びそれを原作とするアニメ)がブラッククローバー。海外でもやたらに人気。これも主人公少年の髪が白ヌキ表現パターン。カラー稿では淡いグレー。
カイロスなのはいいんだが明らかに頭部形状が違うのに同型表記(たぶん全機がそれぞれのジークフリートヘッドの踏襲で異なるのに一律にVF-31AX)なのはなんでなんだぜ?
翻って海賊王女の「白金髪を銀髪と呼ぶ」ケースでは、そもそもここでは「白人コンプレックスか否か」を追求してるんだから、「自説に有利」な銀枠にはせず金髪側にカウントしています。なんでこれを銀髪と呼ぶのか、それは作中で容姿の美を称えるふたつ名「ホワイトマージナル」の謂れのためですから。
オレがここまで挙げてきたなかでは唯一プリズマイリヤが海賊王女同等に「文芸:銀髪&ビジュアル:白金髪」と呼べそうだけど、しかしオレはこれを「銀」ってジャッジして書いてます。なんでかっていうとこれはスピンオフ作品だから文脈が先にある。元のイリヤが視覚上も銀髪だったからそれありきです。
この演出は初代ガンダムもそうなんだけど、オレ「全身全部の部位が謎のちからでその場に踏ん張って粉微塵になる」というのが好きではないんですよ。いや腕とかゴッソリ捥げてそのままのカタチで吹っ飛んでくだろと。
「たったひとりで母集団の様相は表現できない」ので「たったひとりに母集団の全像を見る」こと自体が大間違い。せめて3人4人纏めないと何も言えなくなる(3人4人纏めると「全部ワンパターンのステロタイプ」にはしなくなる)。ガルパンは日本人なりきりなのでステロタイプ性が高まるね。
アニメ主体の場合は「色」本位になるけれど、漫画主体だと「白or黒orハーフトーン」の三値がベースになる。昨年公開の「BURN THE WITCH」は黒髪と金髪のダブル主人公だが、モノクロ漫画で「スミベタ」「シロヌキ」になるよう設計されているのであって、別に金髪に拘りや憧れがあるんじゃないんですよ。