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「日本沈没2020はどこも正確な描写で占められている」なんてこたさらさら言うわけがなくて、たとえばクライマックスでさえも首をかしげる映像なのはたしかだ。わざわざ「10秒」としカウントさえさせてるのに、それを踏まえた実走になると往復(スロー演出直前まで)で40秒たっぷり掛けてエモく見せる。
そうはいってもオレも同化の娯楽のつもりではたとえば「主人公借りパクチェイス」が苦手ではある。追跡など高速で移動しなければならない緊急事態に、そこらへんにたまたまある「アシ」を拝借するどこにでもある展開。こないだのウルトラマンレオ・セブンガー回配信でも郷秀樹が堂々やらかしてました。
最終的にエストニアに落ち着くことになることもあり、南方よりもロシア上陸の方がスムーズでしょう。そういえばこの台詞も「反日」認定のマトになってるけれど、対戦相手はそのエストニアなんですわ。二重国籍のかれは「自分の両方の母国が争う決勝で勝利した」ところです。
ちなみにこれは「本当!」でなく、救出したのはロシア軍じゃないです。「民間に救出されたのち、ロシアに搬送された」というのが正しい。中露キライだからってわざわざアメリカまで太平洋横断するかよw >最後、日本と韓国は海の底に沈んで米軍も自衛隊も来ずに、ロシア軍に主人公が救われる。」
しかし「私たちの礎となった賢明なる人々」にこの爺が選出されないのはなかなか哀しい。映像リストアップした人たちと同等に善意で頑張ってくれたんだけど、「印象」は至極薄いわな。ほとんど会話せず短期間同行しただけだから。それもひとつのリアリティだw
いや、これは故意にやってるんですよ。この爺「外国嫌いなのに嗜好品は外国製」という人物像なんです。クルマだけだったら不承不承仕方なく乗っているかもしれないが、酒タバコも国産品でないと重々承知のうえでずっと嗜んでる。
だからって対極側が機嫌良くなるようになってるかというとそうでもなく、やっぱり「日本アゲがケシカラン」と罵られるようなものになっていて、いやまぁしかしどんな目であれ注目されっぱなしの日本より「ついでのオマケで沈められたうえ、誰にも言及されない韓国」の扱いの方がよっぽどヤバくねえかw
2話までだとこの父子もいい。善悪単純化された劇なら間違いなく善人側なんだけど、主人公たち「正解」を選ぶチームと別れコンビニ店長組についていく。どっちが正解かかれらにはわかんねんだからどっちを選んでも非はないし悪意もない。ただかれらは東を選んだだけ。誤判断やそれを憐れむ演出はない。
2話ここなんかもすごくいいね。コミュニケーション不全な劇は人によってはひたすらストレスを溜めるものだが、オレは登場人物に同化しては観ていないから、ただただ「こういう行き違いあるある!」てなってすごくいい。
「身勝手な日本人が出てきたらそれだけで不快」て層の認知は歪んでしまってて、日本人ヘイトというなら、じゃあ身勝手なように見える者たちに比べると善人めいた雰囲気で描かれる者たちは何人なんだとw 冒頭でも主人公自身がしでかした身勝手さを「落ち着いたのちに」悔いるシーンが挿入されている。