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#登場人物ピックアップ ② 水無瀬【ミナセ】
※祐子:水無瀬の真名(誕生時に授けられた名前)が
藤神祐子。
術士にとって真名は急所にも相当し、
厳重に秘すべきものである。
よって、おいそれと他者に明かすことはない。
この名で呼べるのは真人と石斎だけ。
#登場人物ピックアップ ② 水無瀬【ミナセ】
〈騰蛇との関係性〉
従順な式神であった騰蛇が恋着ゆえに暴走したとき、彼女が直面したのは「おのれは相手に何を求めていたのか」という問いでした。
術士と女の性は相剋するのか――影すら務めさせた相手は、おのが生き筋を省みるよすがでもありました。
#登場人物ピックアップ ② 水無瀬【ミナセ】
〈傲嵐との関係性〉
執拗につきまとう傲嵐と対峙するうち、彼女が直面したのは「おのれは何を求めてきたのか」という問いでした。
妖物さえも折伏する力、術士として一級の腕、女の限界を凌駕する気骨――一切が通じない相手は自身を映す鏡でもありました。
#登場人物ピックアップ ② 水無瀬【ミナセ】
※綾瀬:傲嵐が贈った伴侶に対する愛称
名づけ以降、真名である祐子に匹敵する名となる。
基本的に傲嵐しか呼ぶことができない。
(仮に敵が割り出して呼ぼうものなら
彼女への影響が出る前に傲嵐に喰い殺される)
#登場人物ピックアップ ② 水無瀬【ミナセ】
〈異界へ〉
亡き妹の子を育てていた彼女は、その出奔に応じて世界の矩を破る決断をします。
おのれに従う〈八雷神〉と取り引きし、身を異形と化してもと願った外法は成功。彼女は異界に到ります。
それは自身に眠る鬼の血を呼び覚ますことでもありました。
#登場人物ピックアップ ② 水無瀬【ミナセ】
〈帝都の外法師〉
堕胎という苦難を越えた彼女は、活動の本拠を〈帝都〉に移します。
御一新に揺れる政界の依頼を受け、暗躍する彼女は〈帝都の外法師〉との異名を得るに至ります。
亡き妹の息子を養うかたわらの暮らしは、彼女に束の間の充足を与えます。
#登場人物ピックアップ ② 水無瀬【ミナセ】
〈思春期〉
自我なき生き人形として育まれた彼女は、ある日、唐突におのれに目覚めます。
ふたたび封じ直そうとした祖父の術も受け付けず、意志を持つようになった彼女は、腹違いの姉である藤子と、その知遇を得た石斎の手により大切に慈しまれます。
#登場人物ピックアップ ② 水無瀬【ミナセ】
〈幼少期〉
誕生と同時に〈鬼の花嫁〉たる資格ありと目された彼女は、里長である祖父の手で〈識〉を封じられます。
これは五感を遮断し、一切の知覚・認識を封じて対象を生き人形と化す過酷なもの。
ゆえに彼女の精神的な発達は五歳頃まで阻害されます。