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ゆづき@西洋紋章学研究家さんのイラストまとめ


2018年から西洋紋章学に取り組んでいます。専門は天皇のガーター勲爵士としての紋章。日英協会、日本家紋研究会、The Heraldry Societyに所属。著書『「家紋の国」はいかに西欧化したのか』Amazonにて好評発売中!
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西欧紋章学がわかると見えてくるこの分岐進化の残酷さ。一方は王冠を戴いていますが、もう一方は尻尾が巻貝に。実は西欧紋章学ではライオンなどにcowardという尻尾を巻いた姿勢を表す表現があり、これは主に「名誉の除去」を表すものとされています。

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台風が過ぎ去り、一気に秋の空🍁
秋の代名詞、楓は紋章の世界ではカナダの象徴としてあまりに有名ですね。
そんなカナダ紋章学の手にかかれば、一般的にはフルール・ド・リスで装飾されるトレッシャーさえも楓のモチーフに。流石はメープル・リーフの国。恐るべし…!!

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この場をお借りして私からも一つご紹介します。ダイアナ元妃の死後に付与されたウィリアム王子とヘンリー王子の紋章には彼女の紋章から貝殻が採用されました。こうした表示をイギリス王室の紋章が取り入れたのは異例のこと。ダイアナ元妃と世論への歩み寄りという変化を象徴する紋章と言えます。

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簡単に言うと、イギリスではイングランドとスコットランドでは異なる紋章文化が存在しており、どちらも国王直属の儀典機関である紋章院またはリヨン裁判所が統括しているのですが、今回、その二つが連合王国史上初めてクロスオーバーする形となったのです。

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今日は1991年にベラルーシがソビエト連邦から独立した日です。
当時の国章はロシアによる併合以前の伝統を象徴するパホニアの騎士でした。ところが95年のルカシェンコ大統領の登場でソ連式国章が氷雪の深層から蘇ることに…。
現在ではパホニアの騎士は反政権運動のシンボルとしても用いられています。

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おはようございます。
今日は1770年にキャプテン・クックがオーストラリア東部に対する領有権を主張し、ニューサウスウェールズと命名した日です。
同州の紋章の赤の十字に金のライオンと南十字星は、この地がイギリス人の南洋航海の末に発見された歴史を象徴しています。

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