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嬢「いってしまうのね」
クソリプ「はい」
刑事「許さん!」
嬢「待って!彼は何もしていないわ!」
刑事「奴は大変なものを盗んでいきました」
嬢「え?」
刑事「ーーあなたの人生の数十秒です」
嬢「それは、彼にあげたものよ」
刑事「どうやら、奴が盗んだのは時間だけではないようですな」
スレに『ggrks』という文字が頻繁に使われている事に気づいた。なんだこれ?スレで質問する。「『ggrks』ってなに?」コメントがつく。「ggrks」なんだと?「どういう意味?」幾度も質問するが「ggrks」以外のコメントは返ってこず、やがてスレは落ちた。頬を冷汗が伝う。何か言い知れぬ恐怖を感じた。
友「猫はいいよな。ゴロゴロしてるだけで人間が食物貢いでくれて」
僕「猫も大変だよ。野良だと駆除されるし」
友「ーー俺飼い猫になるわ」
僕「なるって言ってなれるものじゃなくない?」
友「みかん箱を用意します」
僕「ーー嫌な予感」
友「ひろってください」
僕「やめろ。玄関に陣取るな」
友「アホロートルは脳破壊されても再生できるらしい」
僕「凄いなウーパールーパー」
友「それなのにアホなロートル呼ばわりされるなんてな」
僕「アステカ神話の神が由来だから、アホでロートルなわけじゃないよ」
友「神話の神って割とアホな行動するロートルじゃね?」
僕「ーー否定できない」
僕「タバコを間に挟むことでトマトと菊の接木ができるらしい」
友「それってなんかすごいの?」
僕「人間で例えると、人間の頭をチンパンジーと取り替えることで猫耳を移植したみたいな?」
友「頭取り替えたら、それチンパンジーじゃね?」
僕「猫耳のチンパンジー・・・・・・」
友「ないな」
病院横のコンビニ前で、二人の小学生がうめぇ棒片手に佇んでいた。「大人って馬鹿だよな」うめぇ棒の穴から空気を吸う。「なんで?」空を見上げ息を吐き出す。「わざわざうめぇ棒五十本分もする煙草買って身体壊してんだぜ?」うめぇ棒を噛み砕く。「本当、馬鹿だよ」病室を見る表情は逆光で見えない。
とある噂があった。その番号に電話をかけると道化師の訪問販売が来るというのだ。道化師は呼び出した人をひとしきり笑わせると、お代として残りの寿命を奪ってしまうという。「じゃあ誰がこの話流してんだよ」鼻で笑い、半信半疑のまま電話をかけた。するとインターホンが鳴る。覗き穴から外を覗くと。
友「シュールストレミングと缶詰ってどっちが先に生まれたんだろうな」
僕「卵が先か鶏が先かみたいな話か。ーー缶詰が先かな?」
友「あれ殺菌処理されてないから日本では缶詰って認められてないんだよな」
僕「シュールストレミングは缶詰ではない?ーーじゃあ、シュールストレミングが先かな?」
森の中、倒木を踏みつけ風を切る。「いざ行かん!新天地!」渡り鳥は食料と数少ない私物を持ち、新たな棲家を求め走る。元来余計な物は持たない主義だ。何故なら俺は渡り鳥。地を駆ける事こそ唯一の存在理由なのだ。ーーふと思う。「俺は何故走っているのだ?」夢中で走るうち当初の目的は消え失せた。