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@AACR51630887 @ultralady_Aria そこから這い出してきたのは、今まで見たこともない地球外生命体の姿だった。
『ワレワレハ、ガイス星人デアル。コレ以上ノ攻撃ハヤメテホシイ。ワレワレハ降伏スル!』
@AACR51630887 @ultralady_Aria 円盤から降りたフェイル星人が待ち構えていた。
(うへぇ。AACRのやつら、来るのが早すぎるって……)
かくなる上は戦闘も辞さぬと身構えるマロナ。両者間に緊張が走るその時、両者の間の地面がモコモコと盛り上がり始めた。
「――――?」
@AACR51630887 @ultralady_Aria 「まろ子~!遊べ~」
「こっち向け~」
相変わらず子供たちにまとわりつかれながら、マロナは次の作戦を練り上げる。
「やかましいわ!う、うぬぬ、しかしどうしたもんかなー。そうだなぁ、いっそのこと、地球人の防衛拠点を潰しちゃおうか。それなら、昨日のような間違いもないでしょ」
@AACR51630887 @ultralady_Aria 「納得がいかない!」
さてその頃、マロナは公園にて憤慨していた。
ほっといても死んでいた奴ならば、ただ皆の前でフェイル星人としての姿を現して「私がこいつを殺した」とか言っておけば楽だったものを、わざわざ余計なことをして助けてしまうとは笑えない。
@AACR51630887 @ultralady_Aria 「くらえー!!!!」
そうして、驚く民衆の間から、動かない男目掛けて強力な電気が放たれたのである。
@AACR51630887 @ultralady_Aria いざ襲撃、と思い立ったのも束の間。自身の姿を客観的に考えて彼女は嘆息した。これはどこからどう見ても頭に装飾をつけただけのただの一般女性である。
(見た目の近い異星人の惑星を選んだのが、こんなところで裏目に出るとは……)
@AACR51630887 @ultralady_Aria しかし周囲の問い掛けにも無反応の男性。こんな真昼間から昼寝とはうらやま……けしからん話だが、それにしたって彼が有名人というのなら見逃す手はない。
この衆人観衆の中でド派手に名乗って男性を始末したならば、一気にフェイル星人の名も世の中に広まることだろう。
「よし」と意気込むマロナ。
@AACR51630887 @ultralady_Aria さてその頃。
マロナは、子供たちを振り切って町に繰り出していた。
勿論地球の偉い人間を襲撃するためであるが、こんな郊外に有名人などいる筈もなく、そもそもマロナ自身、半年程度では、地球の有名人など把握しきれていなかった。