フェイル星人 マロナさんのプロフィール画像

フェイル星人 マロナさんのイラストまとめ


わっははは!!!地球侵略を企む恐ろしいフェイル星人様だぞ!!!覚悟しろ地球人!!!

フォロー数:96 フォロワー数:140

「あー、暇だわー。……侵略しよーかな……」

0 5

───────────

───────

───

「おはようございます♪」

数日後、ご近所に挨拶する小夜子の姿があった。
これまでの影はなりを潜め、本当の意味で笑顔を浮かべている。

「やっと元気になったのね~?心配してたのよ?死んじゃうんじゃないかって」

「ご心配をおかけしました」

0 4

「うあぁぁぁぁ!!!まゆ!!!まゆ!!!!!」

その場に泣き崩れる小夜子。

0 3

消滅しながら、ドローザは懸命に小夜子へと顔を向ける。

そして

────ママ────

0 1

小夜子は、そんな怪獣に尚も声を掛け続けた。

『疲れたよね。ママ、一緒に居てあげるから、お休みしよ?ね、まゆ。起きたら楽しいこと、いーっぱい待ってるから!だからッ………今は、寝よう、ね?……まゆ』

0 2

ギュァァァァァン!!
ギュイィィィィィィィィ!!!

小夜子の声に反応して泣き叫ぶドローザ。その目からは大粒の涙が溢れ出していた。

0 2

『ママもね?まゆに会えなくてずっと寂しかったの。でも大丈夫、もうずっと一緒よ??まゆのこと、離さないから』

0 2

その声を聞き、小夜子の真正面へと向きを正すドローザは、まるで彼女の言葉に聞き入っているようだった。

0 2

『まゆ!分かる!?ママよ!!!ママここにいるよ!!!』

見るも恐ろしい、醜悪な巨大怪獣に向けて必死に呼び掛けを続ける小夜子。

『恐かったよね、暗くて狭いところで、寂しかったよね。大丈夫、大丈夫だから!───ね?』

0 2

しかしその時、ドローザに明確な変化が起きていた。
それまで頑なに続けようとしていた歩みを止め、声の方向へと頭を向けようとする。

ドローザに撃ち込まれた新兵器とは、怪獣用に調整された大型のスピーカーだったのである。

0 2