//=time() ?>
@AACR51630887 @ultralady_Aria ───────────
───────
───
「おはようございます♪」
数日後、ご近所に挨拶する小夜子の姿があった。
これまでの影はなりを潜め、本当の意味で笑顔を浮かべている。
「やっと元気になったのね~?心配してたのよ?死んじゃうんじゃないかって」
「ご心配をおかけしました」
@ultralady_Aria @AACR51630887 消滅しながら、ドローザは懸命に小夜子へと顔を向ける。
そして
────ママ────
@ultralady_Aria @AACR51630887 小夜子は、そんな怪獣に尚も声を掛け続けた。
『疲れたよね。ママ、一緒に居てあげるから、お休みしよ?ね、まゆ。起きたら楽しいこと、いーっぱい待ってるから!だからッ………今は、寝よう、ね?……まゆ』
@AACR51630887 @ultralady_Aria ギュァァァァァン!!
ギュイィィィィィィィィ!!!
小夜子の声に反応して泣き叫ぶドローザ。その目からは大粒の涙が溢れ出していた。
@AACR51630887 @ultralady_Aria 『ママもね?まゆに会えなくてずっと寂しかったの。でも大丈夫、もうずっと一緒よ??まゆのこと、離さないから』
@AACR51630887 @ultralady_Aria その声を聞き、小夜子の真正面へと向きを正すドローザは、まるで彼女の言葉に聞き入っているようだった。
@AACR51630887 @ultralady_Aria 『まゆ!分かる!?ママよ!!!ママここにいるよ!!!』
見るも恐ろしい、醜悪な巨大怪獣に向けて必死に呼び掛けを続ける小夜子。
『恐かったよね、暗くて狭いところで、寂しかったよね。大丈夫、大丈夫だから!───ね?』
@AACR51630887 @ultralady_Aria しかしその時、ドローザに明確な変化が起きていた。
それまで頑なに続けようとしていた歩みを止め、声の方向へと頭を向けようとする。
ドローザに撃ち込まれた新兵器とは、怪獣用に調整された大型のスピーカーだったのである。