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ふとグリップで思い出す。PzB39対戦車銃のグリップは閉鎖機の開閉レバーも兼ねてますけど、ああいうのって他にないかな……と当たってみると、あの見た目だけは有名なあいつの砲が意外にもそうだったりしました。ただしPzB39とは逆にハンドルを上げると開き、下げると閉まる
これは単に普通の瞬発信管に棒を継ぎ足したという訳ではなくて、起爆薬は信管の先端にあってそこから導爆線を通して伝爆薬に至り爆発する造り。たぶん単純に棒を付けるんだ動く部分の慣性が増して反応が悪くなるとか、斜めに当たった場合の挙動とかがうまくないんでしょうね
ただ大戦期英国系の迫撃砲弾は弾の側面が単純な形状なんで、このせいで装薬ガスの漏れが多くて射程に悩んだんじゃないかなあ……とも考えておりますが。いっぽう同時期の他国の迫撃砲弾では側面に何段が溝が掘ってあって、ラビリンスシールめいて漏れを減らすように工夫されてたのです
模型で見るとなんとなく小さくて大したことなさそうな3.7cm Pakの弾薬箱ですが、あれカラで5.6kg、12発入れると徹甲弾で21.5kgにもなるんですね。ここでもやっぱり兵士一人に持たせていい重さの天井(50ポンド、23kgくらい)が現れてきてます
しかしブラートのパカっと出てくる格納式多連装発射器ってなんだかSF兵器のミサイルポッドっぽさがありますわね。しかもただの多連装ロケットじゃなくて、ちゃんと「マイクロミサイル」だもの。現実が追い付いてきてます
IV号戦車以降は砲塔が動力旋回になるんでバスケットが必須になって、ドライブシャフトの上にこれを置くことで戦闘室高さをむちゃくちゃ食われちゃいます。IV号ではサスペンションは空間を食わない代わりに床下燃料タンクのために嵩上げされて、最終的な戦闘室高さは1440mm。意外にもT-34より天井が低い
ドイツ戦車の戦闘室高さで次点になるのが、意外にもなんとIII号戦車。というのもこいつは砲塔バスケットがないんで、ドライブシャフトカバーを避けて立てば車体の高さがほぼフルに使えるわけです。床下にトーションバーがある分だけは目減りしますが
「ああ!貴様、伝説のホーアルシンゲンモスケンの弓に一体何を!……え、ほんと何これ。何してくれちゃったの?」
「何って……伝説の弓を3Dスキャンしてピッタリ合うインスタントレゴラス連射アダプタを設計してCNCで作って装着しただけだが?弓に傷は付けてないし加護はそのままで連射速度は10倍だ」
15cm sIG33重歩兵砲の自走化って砲を丸ごと積んだりとか妙に冗長な印象があるかもです。こいつは砲全体が車軸上を左右にスライドする少々古めかしい旋回機構を持ってるんで、まるごと積むしかないのです。だから車輪までは積まなくなったII号やIII号車台のやつでも車軸だけは残ってる
III号戦車は床下にトーションバーが通ってる一方、IV号はサスペンションで高さを食われないのだけど、でもトーションバーが食う高さは実際そこまででもない感じ。それより上下に重ねた機関系配置と戦闘室床下燃料タンクのほうがずっと嵩んでますわね