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前輪駆動のもうひとつ旨くない点が砲塔バスケットの必要性。これは装填手が歩かなくて済む便利装備みたいによく言われますが、ドライブシャフトがなく床が平らであれば当時の戦車では別にそこまで必要でもなかったのです。むしろ戦闘室高さが食われたり車体側とのアクセスが悪くなったりの害が大きい
砲耳前後重量バランスと防盾の関係の顕著な例としては、FTや日本戦車なんかも面白いかも。砲塔前面と防盾(兼揺架)がほぼツライチで、内装式防盾とも外装式防盾とも呼べない感じ。この防盾は砲耳前後バランスに与える影響が最小限だった筈です
象の縦置きトーションバーの階層構造を色分けしてみるとこんな感じ(色が薄いのが根本側)。ホッチキスめいてカパカパと開く感じの造りで、荷重がかかって閉じようとすると11のスリーブが回されて9のトーションバーがひねられて反発するわけです。また同時に2のゴムブロックも圧縮され、これも反発する
SU-152自走砲は巨大な砲の脇にうまく収められるS時型の照準器を積んでます。急いで開発した車両なのに丁度いい照準器がよく間に合ったな?と思ってたんですが、これ実は戦前に開発された要塞砲の照準器を目盛りだけ変えて流用したんですね。本来は開口部を小さくしたい要塞向きに作られた構造なわけだ
BK7.5はPaK40ベースの航空機関砲で弾薬も同じ……かと思いきや、雷管が打撃式から電気式に変わってて弾薬互換性は無いとな。航空用ならそりゃその方がトリガー周りの面倒がないでしょうけども、君ら本当に弾薬互換性ってものを気にしないわね
【宣伝戦】
『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』でT-34戦車を気に入っちゃった人にも強く推薦!
弊サークル「火砲本編纂委員会」はT-34-85の主砲をむちゃくちゃ詳しく解説した同人誌『大祖国戦争の赤軍戦車砲11 85mm戦車砲 構造/性能/運用』をC97で出します。ワオ!こりゃせにゃだぜ!
【鋭い商人の目】
あとこの映画、さりげなく実在の英雄的兵士のモチーフも見られます。例えば冒頭、主人公は斧を手にトラックで炊事車を引っ張ってる最中に敵戦車に出くわす訳ですが……なんと「戦車で敵戦車を撃破した」という英雄イワン・セレダ炊事兵は実在するのです。そのものの描写じゃないけど多分まず元ネタは彼
『T-34』ではアクロバティック射撃が色々見られますが、実はこれ意外に当時実際に用いられていたテクニックに基づいていたりします。例えば冒頭でドイツ戦車が用いる「電柱への置き照準」ですが、これは直接狙いにくい目標に対して、その近くの木の幹に当てて疑似的に近接炸裂させるテクニックそのもの
公開中の映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』が実際素晴らしい戦車アクションだと話題ですが、この映画、実はアクションだけでなく考証面でも相当興味深いものがあります。上映期間も短そうですし、折角ですし今のうちに少し解説しちゃいましょう。ネタバレを含むので気になる人は各自対応されたし