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『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。4』(しめさば) 読了
沙優と話す大人達が本当に素敵なのがこの作品の魅力だと思う。
無論全員が全員そうであったらこの物語はないし、碌でもない人間もいる。けれど、“今”沙優の周りにいる素敵な人たちが本当に素敵で、特に後藤さんとの会話は泣きそうになった。
『プロペラオペラ2』(犬村小六) 読了
SF要素はあれど現実感溢れる世界だからこそ、重厚な熱さがある。しかしそれと同時に、剣と魔法の世界とは異なる命の重さも感じる。
面子ばかり気にする上層部の判断による損害、戦争に勝つためにやむを得ない残忍な戦術。日常編が良い息抜きになるが、中々重い。
『今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。2』(涼暮臯) 読了
空恐ろしい星の涙によるシリアスな物語が面白い。が、敢えてそれよりも、三輪こころが好きなのだと言いたい。
年不相応な表現を駆使しつつも、年相応の雰囲気は崩さず、そして何より独特な会話のテンポが良い。好きな幼女キャラベスト3には入る。
『毒舌少女はあまのじゃく 1』(上村夏樹) 読了
お隣さんである雪菜先輩は毒舌でプロレス技までかけてくるドS。しかし、それらは全て素直になれない照れ隠しで、アパートの薄い壁越しに聞こえるのはデレデレ甘々な本音。
1話10頁前後の短編が連なった恋人未満のイチャコメで、読みやすい作品だった。↓
『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編2』(衣笠彰梧) 読了
珍しく特別試験が行われず、その前哨戦のみの今回だった。だからこそ、この後の盛り上がりが凄まじい物になると思える。
学年クラスを問わず新たな実力者、新たな動きが見られる中、繰り広げられている水面下の戦いが爆発するのが楽しみ。
『Re:ゼロから始める異世界生活Ex4』(長月達平) 読了
第二次銀華乱舞が熱かった。
リゼロはシリーズを通して名前が重要で、名乗りとともに盛り上がりが最高潮に達することが多いと思うのだが、今回の戦いもその例に洩れず熱い。特にラインハルトがただ『剣聖』とは名乗らないことに背景を感じて好き。
『サンタクロースを殺した。そして、キスをした。』(犬君雀) 読了
どんよりと美しい空気感が好き。三人称的な一人称の文章が好き。章タイトルが好き。矛盾を含んだような言い回しが好き。ふと想像するありえないロマンチックが好き。退廃的な2人が好き。
なんと言うべきかもう、凄まじい作品だった。
『Re:ゼロから始める異世界生活20』(長月達平) 読了
万事解決とはいかないが5章完結。明かされない謎、新たな問題が募って、次章がまた楽しみ。
しかし何と言っても、ヴィルヘルムが好きで、テレシアが好きな1冊だった。剣鬼恋歌とその後とそのまたその後、どこを切り取っても彼らが好きで堪らない。
『Re:ゼロから始める異世界生活18』(長月達平) 読了
ナツキ・スバルの演説が好き。一人では無力で、何度も絶望を経験して、失敗して、後悔して、しかし諦めず戦ってきたスバルだからこその演説に心揺さぶられる。
そして、遂に始まったスバル達の反撃が熱い。ベタな構図かもしれないが、それが良い。
『小説の神様 あなたを読む物語(上)』(相沢沙呼) 読了
程度やジャンルはさておき小説を好きな者として、一夜や詩凪といった書き手の悩みもそうだが、秋乃のような読み手の悩みに特に共感できた。
小説を愛し、小説に苦しむ彼ら彼女らがどんな結論を出し、いかに報われるのか。引き続き下巻にも期待。