//=time() ?>
『86―エイティシックス―Ep.8』(安里アサト) 読了
274頁を読んで、彼女を責められようか。本当の意味で86区を出てはいない彼女達のままで良いとは思わない。しかし、それ以上にそれが悪いとも言いたくない。
だからただ、この残酷な戦争を、誰も損なずに生き抜いてくれたら良いのにと、そう思った。
『ゲーマーズ!9』(葵せきな) 読了
これまでと少し違うゲーマーズ!だったように思う。個人的には全くもって構わないのだが、悪役然とした新キャラが登場し、不快展開がなされたのが単純に驚き。
そんな中で、確かに成長した雨野。しかし雨野景太はやはり、雨野景太でしかいられないというのが熱い。
『Re:ゼロから始める異世界生活13』(長月達平) 読了
大きく状況が好転したが、このループを抜けるまでの道のりの半分にも達していないと言ったところか。
もう死なないのか、まだ死ぬのか。死ぬのならいつに戻るのか。どんな未来も無理があるように思えて、どう裏切ってくれるのか楽しみで堪らない。
『ゲーマーズ!DLC』(葵せきな) 読了
主に外伝キャラの霧夜と雨野の場面が多かったが、凄くゲーマーズ!の外伝らしい外伝だった。
あとがきの通り「泥沼不倫劇(全員無実)」で、字面こそシリアスだが楽しい日常であり、笑って読めた。中でも彩家碧、渾身の左正拳突きには過去一番笑ったかもしれない。
『ゲーマーズ!8』(葵せきな) 読了
自分を責める雨野も、迷走気味の天道も、『いい女』な心春も、他の3人も、少し我を出せば手に入り得る未来を捨てて、相手の幸せを優先するのが彼ららしく不器用。しかし、それが彼らの魅力であり眩しい。
全員が最善の未来は掴めなくても、全員幸せになってほしい。
『ゲーマーズ!7』(葵せきな) 読了
これまで彼らは運命の悪戯に振り回され、不運なすれ違いを繰り返してきた。しかし今回、その不運は切っ掛けに過ぎず、本当に勘違いではないかもしれない気持ちの錯綜があるようにも思える。
そんな自覚している気持ち、していない気持ちの錯綜が最高に“ラブ”コメ。
『ワーウルフになった俺は意思疎通ができないと思われている1』(比嘉智康) 読了
異世界転生、それもワーウルフに転生した主人公がヒロインと出会い、共に過ごしながら絆を育んでいく物語。
言葉を理解出来ても、話すことは出来ない。それゆえのすれ違いもありつつも、心を通わせていく様が良かった。
『Re:ゼロから始める異世界生活9』(長月達平) 読了
3章完結。言ってしまえば、ここまではアニメで見た内容の読み直しなのだが、それでも面白かった。本当に面白かった。
本編、幕間、断章と語るべき内容が多い中で、敢えて次回予告について触れたい。ラスト2行の25文字に、レムの込めた想いを感じる。
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー3 結衣side』 読了
ラストの短編。娘の恋に感慨を覚えつつも、どこかもやもやと寂しく思う父親。そんな彼と、どこか猫好きの彼女に似た男と、どこか目の淀んだ彼に似た男が偶然にも集い、飲み交わし別れる。その何となしに楽しい様子が好き。
『Re:ゼロから始める異世界生活 短編集2』(長月達平) 読了
本編では文字通り血みどろになり幾度となく死ぬスバル達。その彼らの過ごす和やかなロズワール邸の風景が愛おしい。
せいぜい魔獣の1匹しか敵が現れないという一見リゼロらしからぬ平和の中で見える、エミリアのエミリアらしい残念さが好き。