TOMITA_Akioさんのイラストまとめ

プトレマイオスが『四書』において、惑星と身体部位との対応について述べながら、獣帯星座と身体部位との対応について具体的に述べていないのは、その没論理性にあったように思う。
占星術だからといって、誤った推論に推論を重ねて誤った妄説を撒き散らしてよいはずはない。

人間の女との媾合の結果生まれた巨人たちに人間は敵うはずもなく、ユダヤの神は彼らを互いに戦わせて共倒れを狙った（第１エノク書10章9-11）。成功したかどうかはわからない。
巨人は背があまりに高く、大洪水でも溺れることができなかった、という笑い話のような話もある。

今１つの伝承では、「神聖な「密儀」に関するあらゆる知識が大洪水の折に失われるのを恐れて」二本の柱を建てたのはエノクだという。彼は金属製の円柱に寓意的象徴を使って秘密の教えを刻み、大理石の柱にはその在処を記した銘を入れた後、モリア山頂から昇天したという。

俘囚時代の預言者たち──イザヤは「天を分かつ者、星を見る者、新月によって、あなたに臨む事を告げる者」を非難し（47章13）、エレミアは「天に表れる徴を憚ることなかれ」と叫んだ。そして彼らの警告は効果を現していったのである（スキアパレリ『旧約の天文学』）。

春から夏にかけて、オーリーオーンは全く姿を消す。ここから──彼は狩の途中、イオニアのキオス島で王女メロペーに乱暴を働き、王オイノピオーン（初めて赤い葡萄酒の作り方を教えたと云われる）の手で眼を潰され、海岸に抛りだされたという。
画はプッサン。

オーリーオーン座は、「冬の初めに夕方天に昇って、払暁まで巨大な姿を天空に輝かせる……その足許にある「犬の星」……を連れ、狩をする狩人と考えられた。その前にやさしく臆病気な「鳩の星座」……が、必死となって逃げてゆくのである」。

モーリュについてプリニウスは記す。「その力は最高の魔術にも対抗でき……モーリュはイタリアにも生えており……それは岩場で苦労して掘り出したもので、根は長さ30ペス（約8.9メートル）もあり……」（『博物誌』VI,27）。
ウォーターハウスが描くと、大魔女もかわゆくなる。

ことほど左様に、ある思想を（過大でも過少でもなく）ありのままに評価するということは、想像以上に難しいことなのだ。例えば精子の発見は光学顕微鏡が発明された後、1677年、オランダのレーウェンフック（図）とされる。それまでは精子の存在を誰も知らなかったのか？

平成12年（2000年）、東京の権田鍼灸・接骨院の院長と従業員ひとりが、医師法違反で逮捕・起訴され、斯界に激震が走った。
問題は第162回国会でも取り上げられたが、「鍼術における刺絡鍼法に関する質問主意書」にこれを見ることができる。https://t.co/HMM9RWbnDt

Παιήωνに対し、人間の医神がアスクレーピオスである。彼はアポローンによってケンタウロスのケイローンにあずけられ、医術を授かって名医となったが、ゴルゴーンの血によって死者を甦らせるに至り、天地の常道を覆すことを恐れたゼウスによって雷霆に撃たれ、蛇遣い座となった。