TOMITA_Akioさんのイラストまとめ

左図は、牡羊座に配当されるブラッド・ストーン。右図は、ブラッド・ストーンで鼻血をとめる実験。出典は『健康の苑(Ortus sanitalis)』。この美しい写本が次のサイトで全ページ閲覧できる。
https://t.co/LPxhz0jSqI
鉱石の部は。p.732以下（該当ページはp.764。

松本信広が「太陽の乗り物は舟か？馬（ないし馬車=戦車）か？」と問いかけたのはさすがに冷静であった。希臘の太陽は疑いなく戦車に乗っている。そして彼は、死者の霊魂は舟には同乗するが、戦車には同乗しない、と指摘する。しかし、そう言い切ってしまってよいのかどうか……

エウリュノメーに至っては、グレイヴズはこれをペラスゴイ族の創世女神に押し上げた。「初めに、万物の女神であるエウリュノメーは、混沌（カオス）から裸のまま立ち上がった……空から海を分けて、１人波間で踊っていた。……
ペラスゴイ人の創世神話
https://t.co/v3LV4doyxr

②神酒「ハオマ酒は、山羊の乳と水を混ぜたものにハオマの小枝を潰したものを入れ発酵させて作るとされる」（『古代文化と幻覚剤』）。「鑽りいだされし火のごとく、われを燃えたたしめよ。輝かしめよ、われをさらに幸福ならしめよ」（ソーマの歌、ヴェーダ8,48）。

かまどの火と祭壇の火はウェスタの保護下にあり、ウェスタの女祭司たちによって守られている。人間の眼にウェスタを視ることはできないが、ウェスタの女祭祀は視ることができる。「祀る者は祀られる」（松村武雄の法則）、ここでも、ウェスタとウェスタの女祭祀とが混同される。

しかし、グノーシス思想はいつの時代にもあった（たしか荒井献の言い回し）。②の”人間の神的要素”といえば、バビロニア神話では、神的要素であるキングーの血を使って人間は塑像されたし、旧約聖書ではエルサレムの赤土を使い、神の息を吹きこまれた云々。

テスカトリポカは最も卓越したアステカ神の中の一柱であり、その卓越性は、宇宙そのものの創造と破壊を引き起こす力に由来する。テスカトリポカはもう一柱の創造神ケツァコアトルと協力して、原初の水の上に浮かぶ怪物の体から天空と大地、および天空を支える柱をつくった……。

body painting が話題になったとき、鏡に言及したひとがいるが、鏡は、本来、ひとの容姿を写すためのものではない。容姿を写すものは水鏡も同じだが、水鏡に見入っている者がいたら、精神を病んだ者として呪医のところに連れて行かれたろう。それがナルキッソスの神話の本意。

「エリーニュスたちというのは良心の擬人化である。……母親の神聖を犯したときだけに起こるごく限られた意味の良心である」。オイディプスがエリーニュスたちにいじめ殺された所以は、「気がつかないうちに母親の自殺の原因をつくったことにあった」（グレイヴズ）。