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黒田小暑さん著『ぼくはなにいろ』読了。幼い頃に交通事故に遭って重傷を負い身障者となった青年が主人公のお話。自分の躰を壊れた入れ物と称し他人と関わらずに孤独に生きている姿が切なくて。それでもひとすじの光が射したときは思わずうるうる。素敵な作品だった(*^^)v *22
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田丸雅智さん著『遅刻する食パン少女』読了。おとぎカンパニーシリーズの第5弾。これまでのおとぎ話ベースとは違いドラマで目にするようなシチュエーションを大胆にアレンジ。その発想力はお見事と言うしかなくて。『お客様の中に』と『肩車士』がとくに気に入り(*^^)v *10
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青山美智子さん著『ユア・プレゼント』読了。48篇のショートショート集で『マイ・プレゼント』の続篇。青が基調だったU-kuさんの水彩画は今作は赤がメインカラーで。文章にも絵にも癒された。『誕生』の「そこに今あなたがいることがすべての正解」が胸に沁みた( ˊᵕˋ* ) *5
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絲山秋子さん著『まっとうな人生』読了。精神病院を抜け出した花ちゃんとなごやんとの九州縦断珍道中『逃亡くそたわけ』の続篇。十数年後にコロナ禍の富山で再会したふたりは互いに新しい家族ができていて。面白かったけれど自分的には断然に前作の方が好きだな~( ˙-˙ ) *2
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森晶麿さん著『探偵と家族』読了。高円寺で銀田探偵事務所を営む母親とその家族である娘と息子と元探偵で現主夫の父親のお話。父が探偵業を引退するきっかけとなった過去の事件が5年の時を経て再び動き出して。「家族はチーム」という科白がとても印象的だった( ˊᵕˋ* ) *130
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相沢沙呼さん著『invertⅡ 覗き窓の死角』読了。城塚翡翠シリーズ第3弾。2篇が収録されていて全446頁。400頁以上の作品には手を出さないという自分ルールを破っての読破。ドラマ化されるほど人気なのも頷ける面白さで。それにしても翡翠以上に真ちゃん好きだな~(//∇//) *121
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佐原ひかりさん著『人間みたいに生きている』読了。他者を躰に取り込むのが気持ち悪くて食べ物を咀嚼&嚥下できないと悩む女子高生が主人公のお話。古い洋館に暮らすドラキュラと噂される泉さんとのやり取りが面白くて。ただここで終わり?感は否めず。次作にも期待(*^^)v *113
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新川帆立さん著『競争の番人 内偵の王子』読了。公正取引委員会の審査官である白熊楓が主人公。続篇の今作は東京から九州へ転勤になった楓が呉服業界の闇を暴く。前作同様に派手さはないけれど楓の正義感の強さと人の好さに惹かれるものがあって。次作も愉しみ( ˊᵕˋ* ) *112
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吉川トリコさん著『流れる星をつかまえに』読了。連作短篇集。チアに目醒めた主婦から卒業式にプロムを計画する高校生まで。在日外国人や同性愛や貧困や養子縁組といったテーマを扱いながらも深刻にはなりすぎず。そっと背中を押されて勇気をもらえる作品だった(*^^)v *102
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大前粟生さん著『死んでいる私と、私みたいな人たちの声』読了。2部構成。恋人の男性にDVを受け続けた女性がやがて亡くなり幽霊になって復讐をするお話&幽霊になった女性に取り憑かれた少女のお話。復讐劇に胸がスカッとしつつもあまりのえげつなさにモヤッと感が(>_<) *95
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