//=time() ?>
古代ローマの初代王ロムルスを育てた雌狼が描かれた銀貨。もちろん、当時の人々も本当にロムルスが狼に育てられたとは思っていない。雌狼は遊女の暗喩であり、誰もが彼の出自を理解していた。捨て子が多かったローマでは、娼館が飢えた子どもたちを拾って食べさせる代わりに従業員として働かせていた。
ブリュンヒルデの妹がニーベルングの指環をラインの三姉妹たちに返還するようにと要求しているシーン。ブリュンヒルデはこの指環は愛する夫ジークフリートから結婚指環としてもらったものだから絶対に渡さないと要求を頑なに拒否する。だが、実はこの指環には所有者が命を落とす呪いがかけられている。
マケドニア制圧記念銀貨。ローマのパウルス将軍、マケドニア王ペルセウスと彼の王子たちが表されている。かつてのアレクサンドロス大王の国マケドニアに勝利したことは、ローマにとって大きな自信となった。本貨はパウルスの孫によって発行されたもので、祖父の功績と氏族の偉大さをアピールしている。
ガリア戦争の真っ只中に発行された銀貨。ローマ騎兵に打ち倒されるガリア人歩兵を描いている。ローマ軍の圧倒的な強さと活躍を民衆に見せるためのプロパガンダコインである。騎兵は軍のエリートであり、高い攻撃力を誇ることから重要視された。この騎兵がどう動けるかで勝敗の行方が大きく左右された。
マリウスが政権を握った際に発行された銀貨。雷神ユピテルの凱旋車と勝利の女神ウィクトリアを表している。凱旋車は戦役の勝利を記念して走らせる催し物の車。共和政ローマでは個人の肖像がコインに刻めないため、マリウスは自身が勝利し、政権を掌握したことを神話を題材に間接的に表現している。
過去に書いた古代モノの記事をまとめました。
中近東の考古遺物をその歴史背景と共に紹介しています。
マリエットの大冒険
https://t.co/gvn3gPIKwL
エジプトの考古遺物
https://t.co/yWn3V0azSv
イスラームの考古遺物
https://t.co/bK3cLoJn94
西南アジアの考古遺物
https://t.co/UWazdL4Imv
アンティークコインの集め方 第13回〜ローマコインの名品を鑑賞しよう〜
https://t.co/TSBIh8HdGT
コインは多くの人間の手に届くメディアだった。古代ローマ人はコインが持つこの特徴を最大限に活かした人々だったと言える。ここで紹介するコインにも、彼らの思想・思惑がふんだんに詰め込まれている。
この居眠りしてるウサギの子どもたちが可愛すぎて。癒し。
Helen Beatrix Potter
“The tale of the Flopsy bunnies”
1909, first edition
William Heinemann Ltd, publishers, London
Photograph by Shelk