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椅子の背もたれに紙袋を被った姫がとまり、じっとテーブルに並んだ生ハムを見つめていた。
鷹羽くんが呼びかけるとグルンと首だけを回し、「トリックオアトリート」と言わんばかりに鋭く、期待に満ちた眼差しを向ける。
予想通り、シーツの下からモノコットが出てきた。腹から血…ではなく綿がこぼれ、短い手足をバタつかせている。よく見ると刺繍の目は、こちらを見も睨みもせず、真っ直ぐ前を向いている。
広木道「なんだろう…あ、自撮り棒かな?歪んでるけど伸び縮みするやつだ。」
不蝕「なにかトリックの一部に見えるね。そもそも自殺としてもどうやってあんな高さにロープを…」
広木道「うわあああ!し、下から覗いちゃだめだよ!」
如月「みーんな悪い子で。どれだけ正義とか色々言い合っても、結局人を殺してでもお外に出たい気持ちは変わらない、でしょ?」
意地悪な顔でにやりと笑った。