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セイモンは続けた。
「羽根付きがさっきまでいたお陰で、恐れたヴォイドはしばらくは来まい。体勢を立て直せ」
「…わかりました。ベルバル隊へ連絡を取ります」
思わぬ足止めを食らったAグループ。しかし、ワダツミは彼らを休ませる事はない…。
#虚無の叫び本編SS
セイモンはハルカの肩を叩く。
「キュレーター846という男がおる。お前さん達のバックアップでいたはずだ。彼は私の無二の友。彼を呼ぼう」
キュレーター846はベルバル隊のメンバー。彼らには1度世話になっている。
「はぁ…」
「任せろ、私も手伝う」
溜息をついても仕方がない。ルーカスはバルクキャリーに発進指示。ゆっくりと加速していくのを車窓から眺める。
「!?」
大きな水溜まりから、頭を出してこちらを覗いている影を見つけたがソレは何もする事なく、徐々に小さくなっていった。
「気のせい…か」
サチの協力で加速をつけたハルカは、跳躍、渾身の飛び蹴りを見舞った。
アズ、フウマの攻撃で注意の逸れているデミアンの左胸に衝撃が撃ち込まれる。
「ぐぅ…、良い蹴りだ…」
のけぞり、後方まで押し下がるデミアン
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#虚無の叫び本編SS
半ば暴走したようなヘラルドとブラッドによる共撃が【深そうな者】を捉える。纏った布は裂け、筋組織が蠢くのが覗く。
呻き声を上げながらも抵抗の意思を見せる。
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そう、彼は白堊理研ハヌル派の刺客デミアン・ホークス、ヴォイドソーク【ルドラ】である。
彼は救助隊への攻撃のためこのワダツミにトーマスらと共に送り込まれたのだ。
彼の左腕の大爪「風天」が振りあげられると凄まじい風圧が発生、瓦礫を飛ばし攻撃する。
「暴風はコイツのッ…!」
#虚無の叫び本編SS
突然の暴風が参加者を襲う。
「うわっ!?」
体勢を崩し、転倒した列車に叩きつけられるハルカ。他の参加者も手近な物に捕まり、風に耐えていた。ペオーニエの中には吹き飛ばされた衝撃で潰された個体もいる。
「何がッ···!?」
列車の隙間を縫うように飛ぶ影は異形の天使か。
「地天」による衝撃波は周囲にも伝わっている。
「シルク!深追いはしなくて良いッ!コイツはイレギュラーだ。同時に仕掛けて無効化し、他のメンバーと合流する!」
ルーカスはそう伝えると機関砲で援護する。
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#虚無の叫び本編SS
重い一撃を避け、武器を切り替えながらヘレナに反撃を行うルーカス。
「スピアにガトリング、絶対に両手は塞がない。堅実なのね、変わってない」
「変わったのはお前だ!」
「そうね…、でもルークならこんな私でも好きになってくれるでしょう?」
「いや、幻覚だ。確かな事だった…」
ルーカスはパールの腕を振り解く。一瞬、寂しげな表情を浮かべた彼女は砂が溢れるように消え去り、その内から現れるは……
「どうして私を拒むのかしら、ルーク?」
ルーカスの良く知るその姿。
「やはりあの香水、お前か…!」
「久しぶりね、迎えに来たわ」