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「私もあのディーヴァに選ばれた者だと思っている。そうでなければこの姿であることの理由がつかない。貴方もここで様々な方の思いを受け継ぐ役目に選ばれているんです。だから、ここはお互い自棄にならずに生きるべきだと思いますがね」
トランペッターの言葉にハルカは何も言い返せない。
「そういうことじゃない。お前さんは唯一、ヴォイドタッチとヴォイドカムの2つに変身した人間。お前さんにしかできないことなんだぞ」
「僕は母さんから貰った、この力で十分ですよ!」
突き返そうとするハルカの手をセイモンは押さえた。その力は想像以上に強くハルカも驚く。
#虚無の叫び本編SS
Aグループが出発したのは翌朝の事だった。
あまりにも前回の戦闘のショックが大きいためか、揺れる車内は静かだった。しかし、彼らが狙うはエクスヴォイド【グリペン】。
相応の覚悟が必要な相手である。
実際、これまでワダツミに送られた調査隊が度々襲撃にあい、最悪の場合は命のやり取りにも発展している。
バルクキャリー内で「わだつみ教」についての資料を読みながらチャールズは呟いた
「彼らを救う理由…、あるとは思えない。自らの意思で祀っているんだ」
港湾エリアに生存者はいる。だが、彼らはこれまでの人々とは違う。
彼らは「わだつみ教」という新興宗教に縋っている。その御神体はあのスライサーヴォイド。
偶然だった。スライサーヴォイドの気まぐれか、放った一撃が人々を襲うヴォイドを粉砕した。救われた人々はその力に魅入られてしまった。
ハルカと入れ替わる様にAのキャリーへやってきた人影が2つ。
「あのぉ」
「来たか」
セイモンの前に現れたのはヘルトとユカリだ。
「お嬢ちゃんに頼まれたモノは完成した。後は、本番で試すほかあるまい」
セイモンが箱状の装置をヘルトに投げ渡す。
#虚無の叫び本編SS
それは、彼女の最後を想像したルーカスがハルカに向けて少しでも彼女について知ることが出来たらと感じたからである。
ひとしきり聞いたハルカは納得したように頷く。
「すれ違いっていえばそれまでですけど…」
「結ばれない運命。冷たい言い方にも聞こえるかもしれないが」
#虚無の叫び本編SS
港湾エリア、セーフエリア。
「…お前」
ルーカスは目の前に立った人物を見て、目を丸くする。それはAグループのバルクキャリーから降りてきたハルカだった。
「僕の方から声を掛けるのは気が引けましたけど、これを貴方に渡さなければいけないと思って」
#虚無の叫び本編SS
Chapter.9
Cグループ
「わだつみ様」
任務期間
6/13〜6/19(予定)
参加対象ガバナー
@yomotu_hegui
@Voltrex05
@Saw_0510
@QtI8eS9R8G208ef
@nous0204
@NaoMarkXLII
@GMNT8
@dtc_jk
@cquvoTTbUlXcJCf
@yaginoie_P
皆さんは投稿の際、
#虚無の叫びSS_C
で更新願います。
「義父さん…それは、コリンヌが願った事なのか?」
「そう、願っているはずだ!」
ルーカスはひと呼吸置いて話した。
「先走らないで欲しい。俺が帰る事で一時の幸せを与える事は簡単だ。だが、仮に俺の代わりにあなたが死んだらどうなる?あいつの唯一の肉親は義父さん、あなただ」