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#虚無の叫び本編SS
FinalChapter
Aグループ
「帰還」
任務期間
6/27〜7/9(予定)
参加対象ガバナー
@NO63643511
@onionhead141
@T_tech_arcadia
@azu1320
@chunsuke_suzume
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#虚無の叫び本編SS
ExtraChapter.10
『ベルバル隊、西へ!』
港湾エリアへ進入した救助隊の面々に最後の補給を行ったベルバル隊。彼らもワダツミからの離脱を急ぐが… https://t.co/hLqU3Ou3t9
ハヌルはトーマスの執念…その残滓を利用していたのだ。
彼自身、シュピネン…エドワード・ロッソに愛弟子セランを奪われた喪失感もあったために適合も上手く行った。後は、トーマスのヘレナへの執念をヴォイド成長の糧としながら完全なる進化の時を待つだけだったのだが…
スライサー目掛けて、風を切り、進む砲弾は次々に直撃。
水圧カッターでの防御もソーンによる攻撃で使えなくなっていたスライサーはまともに砲弾を受け続けた。
体組織がバラバラになりながら海面を跳ねる。そして…女性のような姿の組織が泡を残して海中へ落下する。
#虚無の叫び本編SS
「あと、あと1つと言うところをッ!!」
チャールズが声を荒げた、次の瞬間、海中から大きな水柱が上がる。
現れた威容は…これまでのヴォイドとは違う異質さを兼ね備えた異形だった。黒鉄の巨砲を纏った玉座にかける白の美姫。
彼女はスライサー目掛けて巨砲を向け…放った。
「しゃべるなァ!!」
突如トーマスの声が戻り、シュピネンに向かって「火天」を振り下ろす。割り込むようにルーカスがシュピネンを守る。
「婿殿!!」
爆発と共にルーカスは吹き飛ばされた。
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正しく豪炎。一撃の威力は凄まじく、距離を取るにも難儀するほどだ。
「トーマス…!!」
「ゴールディン、お前が悪いんだ。お前が!!」
一太刀一太刀が重く、熱波と共にルーカスを襲う。
「俺の何が悪いのか…教えて欲しいね」
大振りの一撃を躱し、その胴にスピアを叩き込む。
ルーカスは頭を掻いた。
「どうかな…まぁ、義父さんのサポートに期待するよ」
「そこは、力の見せ所だな」
ルーカスとシュピネンに続き、参加者達は建物内へ侵入する。エントランスを進むと待ち構えていたのは…
「来たか、ゴールディン」
「トーマスか…」
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「はっ…」
照明の明かりが戻り、部屋は人工的な清潔さを取り戻す。壁に寄りかかってにやけた顔でトーマスを見つめていたのはヘラルドだった。
「…何か用か、グスマン」
「いえいえ、少し気になっていたんですが…、さっきから貴方一体どなたと話しているんです?」