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その価値に値しないと判断した星史郎は、大きな犠牲と爪痕を残し昴流の元を去る
どちらにしろ他者との関係性を試そうとする時点で、心は他者を求める事の裏返しでしかない
最終話、霊視した少女の霊が語る「悪いことをする人はみんな『寂しい』のかもしれないね」の言葉は普遍的な真理として深く刺さる
漫画史の中で美形悪役の最先端だったのが、手塚治虫の『バンパイヤ』に登場するロックこと間久部緑郎だ。
元々はホームズが由来の少年探偵ロック・ホームの名で活躍したヒーローだったが、シェイクスピアのマクベスを下地としたピカレスク路線で、スターシステムの新境地を開いたキャラクターである。
特徴的かつ面白い線引きなのが、アメリカの悪役キャラクターは皆一目で悪人と判るデフォルメの強さだ
ここら辺の系譜はディズニーの長編アニメ『白雪姫』の魔女から始まっており、アニメは子供が観るものなので情操教育の一環という意味合いもある
人は見かけによるという固定観念が根付いた要因だ。
70年代は耽美性を主題にした少女漫画の全盛期であり、山岸涼子、萩尾望都、竹宮惠子などが代表格な作家だ。
其の世界観は『ベニスに死す』のビョルン・アンドレセンの様式そのものであり『日出処の天子』の厩戸王子や『ポーの一族』のエドガーに『風と木の詩』のジルベールはその美貌で読者も惑わす。
それとスコーピオンと並び、古くから人気がある数少ない例外の口元マスクキャラがタートルズのシュレッダーだ
1984年にコミックで初登場したシュレッダーの長い人気理由は、特徴的なデザインにあると言って良い。
鎧兜と忍者装飾を組み合わせたコンセプトデザインは、最初の段階で既に洗練されていた
映画の原作でもあるコミックの悪役達を見渡しても口元にマスクをしたキャラクターは殆どいない。
描き手からしたら寧ろ口を出した方が、悪人としての差別化や表現がやり易い筈だ。
日本の漫画でもソコは同じであろう。
上からDr.オクトパス
トリックスター
ジョーカー
『風の谷のナウシカ』のナムリス
20世紀初頭から続くVS企画物ジャンルの〆として、最も相応しいコラボ対決が存在する。
其が2019年から動画配信された『ガンダムvsハローキティ』だ。
次元の壁を突き破り、ガンダム世界に慈愛介入してくるハローキティの異質感とシュールさもまた、クロスオーバーとしての醍醐味を見事に伝えてくれる
コミックの世界観では既に数え切れない程に共演しているスーパーマンとバットマンだが、2人の出逢いは1952年にスーパーマン誌で掲載された『Superman #76: “The Mightiest Team on Earth!”』が初となる。
この話以降、2人は互いに正体を知る良き友人であり、時には意見が対立する間柄ともなる。
ルパンとコナンはお互いに他の人気キャラクターともコラボし共演している。
しかも『ルパン三世 ルパンVS複製人間』の一場面では、こんな大物達とも肩を並べているのだ。
元ネタのイラストと見比べてみると、バットマンの口元だけ描き変えられている芸の細かさには思わずニヤリとしてしまう。
アメコミで展開された後日談の続編として『死霊のはらわた』の主人公アッシュを加えて三つ巴にした『フレディVSジェイソンVSアッシュ』が存在する。
元々は実写化企画だったのが頓挫した形だ。
やはり映画では実現化しにくいジャンルなのだろうが、ホラーキャラクター達の再共演は実写でこそ観たい。