//=time() ?>
一通りボコボコにした所で、春斗は彼と会話をすることになった。彼はいった、これまでの多くは「妄想」であったのにも関わらず、何故「両想いの現実」を受け入れないのか?怖がっているのか?
春斗は少し考えてから、「現実的に考えて」自分と相手が釣り合っていないから引いただけだといった。
真っ白で何もない場所…そこにいたのはかつて春斗が妄想していた「雪華の彼氏=イケメン君」であった。
ひさしぶりにみる彼は、春斗に対して気さくで明るい笑顔を向けてくる。きっと今になって彼が春斗の妄想に出てきたことには何か意味があるのだろう。だから、春斗は彼に近づいていき
深く潜れば潜るほどそこには何もない暗闇が広がっていた。それは…絶望の色をしていた。きっと、この先には何もない。このまま進めば、すべてが終わってくれるんじゃないか、いっそその方が楽なのではないか……そう思っていた彼の耳に、しかし誰かの声が聞こえた。
雪華とのクリスマスからほぼ引きこもり状態になっていた春斗…そのまま年が明けてしまう。家族(特に妹の美桜)は気を使って何度も何度も彼に声をかけるも春斗は無視をしていた。罪悪感と虚無…、元々妄想力が豊かな彼だ…そうした環境は彼を更なる思考の沼に落として行った。
五年間、疎遠だった初恋の幼馴染がめちゃくちゃ育っていた件、第16話。最終話……まだ完成してないんだけど、時間なので始めて参ります。
苦しい、辛い、寒い……そんな絶望の中、春斗は必死に自分に言い聞かせる。これでよかったんだ…!!と
顔中を涙や汗や鼻水でぐちゃぐちゃにしながら、春斗はいつまでもいつまでも一人で泣き続けた。
昨日までのまだ希望があった時とは違う。
すべて終わった今では、雪華に対して未練を抱くことは許されない。というよりもその未練を断ち切る為にした行動だったはずだ。修復は不可能だ。
なのに、なぜ今もこんなに心が晴れない。なぜ「まだ好き」なのだろうか?
そんな夢を見て、春斗は夜中に飛び起き絶叫した。
体中から嫌な汗をかき、体が震える。
そして、今見たことが夢であったことに安堵しつつも、実際に未来に訪れる可能性であることに気が付いて、再度鬱状態になった。