Aya Nishitani 西谷史さんのプロフィール画像

Aya Nishitani 西谷史さんのイラストまとめ


作家
女神転生(MT)、神々の血脈、東京SHADOW、タイムダイブ1986等

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昨日「祝福と呪い」を書いたら、私が呪う、と考えた方がいらっしゃった。
「違う!」私は、絶対呪ったりしません。
ただ、2000年代にたくさん取材した結果、人は誰でも「呪う力」は持っている、と思うようになった。
でも、呪いに方向性を持たせ、特定の人を呪うことのできる人は、ほとんどいません

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そもそも僕は寄付や募金は自分の心理的な満足感のためにしているので、その結果に責任を負うのは、募金を集める側だろうと思う。

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知人の紹介であり、かつまた筋の通った話だったので、
「もし、あなたがおっしゃる通りの活動をされるなら、祝福がありますように。
ただ、あなたが嘘の募金活動をしているなら、呪いがありますように」
そう言って、コーヒーを買った。
一瞬、相手の顔色が変わった。

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(寄付と呪い)
募金や寄付って、声をあげて頼まれたりすると、ただそれだけで逃げ出したくなってしまう。
なので、イオンの「買物カゴに入れておけば、レジで、自動的に百円徴収される募金カード」はとてもありがたい。
もちろん、募金活動は意味のあるものだと思う。ただ、僕が苦手なだけで。

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この小説が発売されたころ、ライトノベル作家には、転んでもうつ伏せに転んだのか、仰向けに転んだのか書かない人も多かった。
桜庭一樹は「あおむけに振り返る」たった一語で、主人公の体勢まで完璧に表現している。さらに次の「振り返る」は、浩一郎が立ったまままっすぐ後ろを見たことを示している

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確かに「雪が降り始める」より、「雪が降りはじめる」のほうが好き、という人は多いです。
ただ、芥川龍之介は「尋ねて見ました」「立ち止まって見たり」等、普通の作家なら開く「見る」を漢字にするのが好きでした。
芥川龍之介のために、複合動詞の論文は書き方に注意しなければなりません。

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石段の下まで来て見上げると、傘をさした姉が石段の上で手を振っていた。
ここまで迎えに来てくれたのか、と嬉しくなって手を振り返したとき、突風が姉の傘を巻き上げた。
傘に引っぱられるように姉の身体が前に傾ぎ、「あっ」と小さな悲鳴をあげて、姉は石段を転がり落ちて行き、ぼくの前で止まった

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(複合動詞は、けっこう難しい)
二つの動詞がくっついて、独自の意味を持つ動詞を、複合動詞といいます。
複合動詞の、最初の動詞の後につける動詞は、大事な役割を果たします。
たとえば、(雪が)「降りはじめる」という複合動詞では、「はじめる」がそれです。

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(格差と、3%の夢)
昨日「ライトノベル作家は高収入」について話していたら、一般文藝で高名なベテラン作家のAさんが、こんなことを書いてくれました。
「一般に、作家の世界は格差社会だということをわかってない人が多いですね」
それについて、面白いことを思い出したので書きます。

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もちろん、生徒の自主性を尊重して、そうしたことは問題にもならない地区もある。
そもそも僕が知る先生達は「作家は儲かるからなる」ものでも、「なれる」ものでもないと話されていたと思う。
純粋な気持ちで、ライトノベルを教育に活用した先生が、非難されたことは悲しい。

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