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ブゾーニの歌劇。未完におわったファウスト博士は作曲者台本によるゲーテとは別の版のものです。人形劇などにもあった古きファウスト伝説。20世紀、多くの革新を盛り込んだ、その歌劇はファウスト博士に限らず再考されています。
バッハのインヴェンションとシンフォニア。教育用ということでは平均律クラヴィーア曲集も同じですが、録音の点数は少なくなります。あえて録音する。配列を工夫したり、装飾が入ったり。平均律と同様に、芸術作品なのです。
シベリウス存命中のカヤヌスの歴史的演奏。イギリスのオーケストラとなっています。デイヴィスやバルビローリなどイギリスでのシベリウス演奏の先鞭。交響曲も全集はもちろんクレルヴォ交響曲も未開の地ではなくなりました。
シュッツの死後からバッハがカンタータ創作以前。ヘレヴェッヘのバッハ以前のカンタータ集の試みはユニークです。バッハの周辺にも音楽はたくさんありました。クーナウの聖書ソナタの影響がバッハのカプリッチョ「最愛の兄に寄せて」に連なります。
R.シュトラウスのエレクトラ。ホフマンスタールとの制作はここからはじまります。ギリシア悲劇ですが、サロメから前進した音楽は革新的で古代の面影はありません。強力な歌手を必要とし、大きな規模の管弦楽は電気にうたれたように刺激的。
カラヤンのドイツ・レクイエム。繰り返された録音にカラヤンの特別の好みがのぞきます。独唱陣にも志向が反映。それぞれに趣きの違いがあり、繰り返しにも必然性がありました。
リストはベルリオーズを通じて「ファウスト」を知りました。そこから生まれた交響曲。ベルリオーズの劫罰との比較も面白い。リスト作品はファウスト、グレートヒェン、メフィストフェレスの性格描写となっています。