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オペラを映像で見るとき。対応力もある歌手が必要なため、多くのキャストが重なることがあります。フレーニの名前をみつけるときは、一定以上の成果がみこめるもの。期待が膨らみ、歌に重ねて感情移入できるのです。
ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団のシューベルト。弦楽四重奏を中心に、ウェストミンスターの復刻もよく良好な音質で楽しめます。精度の高さだけでは、なかなかこの雰囲気は出ないところです。
ニーベルングの指環から編んだもの。全曲からの抜粋も多く、長大な全曲もいまや廉価で入手できる時代になりました。こうしたものの需要は低いかもしれません。全曲を把握してから、選曲に関心したり自分なりのベストをつくる楽しみを見出したり。
ヘレヴェッヘのロマン以降の音楽。とりあげる時代も広いのですが、資質を理解し曲目はよく選ばれています。いつもと違う響き、発見を期待できる内容。
壮大なところでは大音量。そして微細なところもあるベルリオーズのレクイエム。簡単にいえばレンジが広いのです。大空間と大編成が前提で、音盤にすべてをとらえにくい作品。デイヴィス、ミュンシュといったスペシャリストから引き出されるドラマ。録音も一大事業です。
現代に近いところをとりあげるギーレン。マーラー以上にそのスペシャリストとしての資質を発揮します。難しいはずのものが解きほぐされて精度も高い。難しさは慣れの問題であることも多いのです。
新しい音楽への視点と、後に開花した父親譲りの王道の伝統音楽の方向。ピーター・ゼルキンの録音もまた単なる二世にとどまらない音楽の歩みです。
チェコ産のピアノ三重奏曲。ドヴォルザーク作品を中心に構成されるのは当然ですが、スメタナ、スーク作品も存在感を示しています。この分野の数少ない名曲。もっととりあげられてよい作品です。
デュ・プレの代名詞となったエルガー。音源も発掘されています。わずか42年の生涯。その短かった栄光、のちの話題ではなく、今なおその演奏について語られるのも素晴らしいことです。
フィンランディア。帝政ロシアの圧政下、演奏禁止になったのも音楽的でありながら、心揺さぶられるものがあったから。名曲路線の一つとしておさめられることもありますが、交響曲や交響詩の片隅に収めておきたい。