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Succulent and Xerophytic Plants of Madagascarワーナー・ラオ著 「マダガスカルの多肉と乾性植物」https://t.co/Bd7c4oQIqU 植物をインテリア小物のように扱う人たちに見てもらいたい本。洒落たデザインの鉢に植えられた「珍奇」な植物の本来の姿を見せてくれる本。

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〈グロ注意〉
pelecyphora aselliformis ペレキフォラ・アセリフォルミス、精巧丸という和名を持つ中央メキシコ原産の小型サボテンの一種。虫嫌いの人が見たらゾッとするワラジ虫のような刺座が特徴的。それでもマニアには人気があるようで小さなものでも一万円以上で取り引きされているらしい。

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Lindera aggregata テンダイウヤク、中国の中南部を原産とするクスノキ科常緑低木。根が胃薬になると言われ、享保年間に輸入され、その後野生化、本州や九州の暖地に分布。胃薬になる根の肥大した部分が烏の形に見えたことから烏薬と呼ばれるようになったらしい。

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schizobasis intricata シゾバシス・イントリカータ、アフリカ原産のヒヤシンス科球根植物。丸い球根から針金のような花茎を伸ばす。ウネウネと言うよりカクカクした感じが造形美。葉はなく、この茎で光合成を行う。強い日差しは嫌う。夏休みにサリンジャーを読んで過ごす線の細い少年みたい。

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Sempervivum arachnoideum センペルビブム・アラクノイデウム、クモノスバンダイソウの和名を持つベンケイソウ科の多肉植物。ヨーロッパ~中央ロシアの山岳地帯原産、蜘蛛の糸のような産毛を自身に巻き付けるが、食害対策なのか霜除けなのか、よくわからない。花は5〜10cmほどの花茎を伸ばし開花。

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Lilium speciosum カノコユリ、ユリ科の多年草。名前の由来は花弁にある鹿の子模様。また開花時期からタナバタユリ、ドヨウユリの名前も。九州、四国、台湾、中国江西省に自生。大正時代にはアメリカなどに観賞用植物として球根を輸出していたが、今では環境省のレッドリストに載るほど。

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Liparis nervosa コクラン、茨城県以南の本州、四国、九州に自生する地味な地生ランの一種。黒蘭と言っても花は紫色。兎に角地味な蘭なので、観賞用としても園芸用としても余り評価されない。派手なお嬢様学校に入学してしまった、まだオシャレも化粧も知らない地方の女の子みたい。

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斑入り葉、地の緑とは違った色が斑らに入った葉。観葉植物として珍重されたり、葉を楽しむとして人工的に作られたりするが、そもそも植物がなぜ光合成に不利なまだら模様を、わざわざ自らに課すのか?その理由として虫などからの食害を防ぐための擬態と考えられる。

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ケサランパサラン その不思議な名前を知ったのは妹が読んでいた少女漫画からだったと思う。日本では江戸時代以降からの民間伝承らしい。またヨーロッパなどでもgossamerとかangel hairと云う似たような伝承があるらしい。その正体は植物の花の冠毛とか、動物の毛玉とか蜘蛛の糸とか言われる。

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Stewartia pseudocamellia ナツツバキ、ツバキ科の落葉高木。宮城県以西の本州、四国、九州に自生。沙羅の木、サルスベリとも呼ばれることがあるが、其々別に本家があるので混同しないように。成長し大木になると幹の表面が剥離して模様を描く。

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